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12月19日-06号

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  1. 合志市議会 2006-12-19
    12月19日-06号


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    平成18年12月 定例会(第3回)            平成18年第3回合志市議会定例会会議録 第6号平成18年12月19日(火曜日)              ―――――――――――――――――   議事日程 第6号  平成18年12月19日(火曜日)午前10時開議 第1 一般質問                ――――――○――――――本日の会議に付した事件 一般質問   丸内三千代議員   吉永健司 議員   坂本冨士男議員   青木伸一 議員   今村直登 議員                ――――――○――――――出席議員氏名(31人)         1番  坂 本 武 人 君         2番  吉 永 健 司 君         3番  来 海 恵 子 君         4番  木場田 孝 幸 君         5番  木 村 祐 一 君         6番  汐 田 安 徳 君         7番  田 端 眞知子 君         8番  五 嶋 輝 行 君         9番  松 下 広 美 君        10番  髙 本 千代德 君        11番  坂 本 冨士夫 君        12番  神 田 公 司 君        13番  松 井 美津子 君        15番  横 山 誠 也 君        16番  東   孝 助 君        17番  江 副 一 男 君        18番  今 村 直 登 君        19番  柏 尾 武 二 君        20番  丸 内 三千代 君        21番  青 木 伸 一 君        22番  下 川 カズエ 君        23番  後 藤 實 雄 君        24番  松 村 眞 一 君        25番  木 村   功 君        26番  齋 藤 史 朗 君        27番  光 木 寿一郎 君        29番  村 上 浩 一 君        30番  岡 野 富 雄 君        31番  西 川   猛 君        32番  佐々木 博 幸 君        33番  吉 廣 満 男 君                ――――――○――――――欠席議員氏名(1人)        28番  藪 田   悟 君                ――――――○――――――説明のため出席した者の職氏名        市 長  大 住 清 昭 君        助 役  加 久 伸 治 君        収入役  上 野 正 勝 君     総務企画部長  後 藤 寛 臣 君       市民部長  松 永 宗 昭 君     健康福祉部長  安 武 俊 朗 君     産業振興部長  早 田   豊 君     都市建設部長  渡 邉 浩 美 君       水道局長  森   主 税 君      教育委員長  藤 井   鴻 君        教育長  末 永 節 夫 君  教育委員会事務局長  園 田 康 通 君  農業委員会事務局長  上西川原 洋一 君                ――――――○――――――事務局職員出席者     議会事務局長  緒 方   明      議会事務局次長  上 原 哲 也         議事係長  大 嶌 知加子         庶務係長  三 苫 幸 浩                  ――――――○――――――                   午前10時 開議 ○議長(吉廣満男君) これから会議を開きます。 本日の議事日程はお手元に配付のとおりです。                ――――――○―――――― △日程第1 一般質問 ○議長(吉廣満男君) これから日程第1、一般質問を行います。 なお、先月の留意事項を申し上げましたが、発言の順位は一般質問一覧表のとおりです。発言時間は答弁を含めまして1時間以内です。通告事項以外の質問並びに関連質問は許可しません。発言はすべて簡明にしていただきます。 以上を申し上げまして、これから丸内三千代議員の質問を許します。丸内三千代議員。 丸内三千代議員の一般質問 ◆20番(丸内三千代君) はい、20番丸内です。おはようございます。通告に従いまして一般質問を行ってまいります。 今年も余すところ約半月ほどになりました。本年は合志市民にとって激動の1年間ではなかったかと思います。旧町の名前はなくなり、一抹の寂しさを禁じ得ませんが、2月27日、2町合併というこれまで経験したことのない変革、構造改革を通して、今後の合志市の希望の未来に向けて一歩踏み出した年でもあります。これからは、新市の一体性の速やかな確立を進め、今以上の心豊かで住みよい合志市の実現に向けて努力していく必要があると日々痛感して、一般質問を行ってまいります。 まず、まちづくり座談会について、各会場ごとにテーマを決められて行われておりますし、先般の各議員の一般質問の答弁にも縷々総括をされたことが報告をなされておりますが、まず、4分科に分けてテーマを決めてされた理由をお伺いしておきたいと思います。 ○議長(吉廣満男君) 後藤総務企画部長。 ◎総務企画部長(後藤寛臣君) おはようございます。 まちづくり座談会につきましては、何人かの議員各位から質問がございましたけれども、19年度予算編成に当たりまして住民の皆さんの意見を取り入れていくというようなことで考えて計画したものでございます。より深く内容を掘り下げて住民の皆さんの意見を聞くということは、18年度が合志、西合志の両町のそれぞれの総合計画・実施計画による予算であったということで流れてきております。新しく合志市になってからの住民の意見というのを広報・広聴の立場から正式に聞こうというのが主眼でございます。 そういうことで、住民の皆さんに、市政へのご意見あるいは提案をしていただきたいというのが趣旨でございます。そういったところで、チラシが出ておりますけれども、市長がまちづくりについて説明をします。そのあと、住民の皆さんがまちづくりに対するご意見やご提案をお願いしますということで出しております。4分割というのは健康福祉、環境では子育て支援とか、保健医療の充実とかリサイクルとか環境保全とかそういったもの。それから都市建設では道路とか住環境の整備、公共交通とかもろもろの課題を持って住民の皆さんといろいろお話をしてご意見を拝聴して、19年度予算に反映をしたいということが狙いでございました。 そういうことで計画をいたしました。以上でございます。 ○議長(吉廣満男君) 丸内三千代議員。 ◆20番(丸内三千代君) 執行部のされている意味は今答弁されたとおりですけれど、私たち市民からすると、分化、4分野に分けてされることは行政上の都合であって、私たち市民からは、例えば私の行ったところの図書館では、例えば何で農地にコンビニが建つかというような問題が出されたときに、やはり、農業振興である観点からでもあるし、都市計画の観点からでも答えなければならないというように、私たち市民はどの分野に属するかなどとはわからずに出ていくこともあるわけですから、もしもそうであるのであれば、逆にテーマを決めるのであれば、例えば、地域の課題、そのテーマに関する団体やグループ等にも前もって、こういうことをやりますから意見を集約をしながら問題提起をし、まちづくりに生かしたいからお願いしておきますというようなことをやっておれば、まだまだ提案というかまちづくりに対する提案が出たのではないでしょうか。 今後なされるということを聞いております。総括をされながら、よりよいまちづくり座談会、何のためにするかという座談会というのに、生かされなければならないと思います。 さて市長は、市民にこの座談会が何のために、という目的をしっかりと踏まえた上で座談会を開催していくということを肝に銘じながら来年度もしていかれると思いますが、あなたの言う協働のまちづくり、市民参画ということをどのようにとらえられているかをお伺いをしておきたいと思います。 ○議長(吉廣満男君) 大住市長。 ◎市長(大住清昭君) お答えいたします。 今回は4分野に分けて、焦点を絞って掘り下げようというようなことでやりました。今回はということでございますので、今後についてはまたいろいろな角度からよりよい座談会を求めていきたいというふうに思います。 市民参画というのは、もう私の、あるいは政治の基本でありますので、そのためにはやはりいろいろな市民参画にも方法がありますけれども、市民の皆さんとよく接触して意思を疎通すると、話し合いをする、対話する、そのことが市民参画の基本であると思いますので、そういう意味で座談会をこれからも構築していきたいというふうに思います。 ○議長(吉廣満男君) 丸内三千代議員。 ◆20番(丸内三千代君) 私は別な意味での市民参画等をとらえています。よくいう郷土のまちづくりであるためには、市民の力を借りる、市民でできることは市民でやってもらう。そうすることが行政改革にもつながるわけですので、ただ意見を聞くとか審議会に委員を置くとか住民との対話をするということが私は市民参画ではないと思っています。真の市民の力が生かされてこそ、本当の協働のまちづくりになるのではないかと私は思いますが、その点市長の考えはどうですか。違いますか。 ○議長(吉廣満男君) 大住市長。 ◎市長(大住清昭君) 市民参画の手法にはいろいろあると思いますが、丸内議員が言われたように、市民の皆さん方がいろいろな意味で自分でできることは自分でする。そんなことも当然市民参画の一つだと思います。昨日、木村祐一議員から出ました市道の里親の問題、そんなことも市民参画の一つだと思います。丸内議員が提案されましたこと、同感でございます。 今後とも市政に対して、やはりこれからは、もう行政のみでやるまちづくりではだめだと。やはり協働のまちづくり、市民参画のまちづくりということが必要だと思います。 ○議長(吉廣満男君) 丸内三千代議員。 ◆20番(丸内三千代君) 次に、子どもを取り巻く環境整備についてとしておりますので、そっちにまいります。 子育て支援日本一を掲げている合志市ですね。市の政策はもとより地域や社会全体で子育てを応援しようという取り組みが広がっています。合志市でも地域の方々の見守りや社会人野球の方々の朝の登校時の安全・誘導等、徐々にその輪が広がってきていますことは、非常に協働のまちづくりの第一歩であると嬉しい限りであります。 県も子育て応援団として企業に呼びかけをしていますし、合志市でも企業に呼びかけられたと行政報告等でも載せられておりますが、企業の認定はどのように上がってきておりますかお知らせを願います。 ○議長(吉廣満男君) 安武健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(安武俊朗君) お答えいたします。 今、議員がおっしゃいましたように、子育てと仕事の両立支援の企業ということで、県の方も募集いたしておりますし、市の方も同じような形で募集をいたしているところでございます。現在、合志市内での県の登録の事業所数が13社、それから、これは重複いたしますけれども、合志市への事業所登録数が16社ということで、まだまだ低うございますが、今申し上げました会社数が登録をされているというようなことでございます。 ○議長(吉廣満男君) 丸内三千代議員
    ◆20番(丸内三千代君) 玉名市では子育てとくとく応援団、子育てあったか応援団、子育て従業員応援団と称してシンボルマーク入りのステッカーや玉名子育てパスポートを発行し、買い物するときのポイントサービスミルク用お湯の提供、ベビーカーの貸し出し、企業は育児のための勤務時間の短縮日、フレックスタイム導入等商店街や企業を巻き込んで行われているそうです。 今後、担当課のますますの英知を出して啓発をし、事業所認定の登録に期待したいところでありますが、いかがなところでしょうか。 ○議長(吉廣満男君) 安武健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(安武俊朗君) ただいま申し上げましたように、市内の事業所数としますと1,339というのが18年度の事業所数でございます。それからしますと、かなりまだ低うございますので、議員おっしゃられるようにPRをしながら広がるように努めてまいりたいと思います。 ○議長(吉廣満男君) 丸内三千代議員。 ◆20番(丸内三千代君) さて、今年の夏休み中、学童保育の事業が西合志庁舎の旧議会議場や控え室を利用して、述べ180人の児童が対象となって事業が行われたという報告が、先の議員の質問でありましたが、そのときの様子も熊日紙上でもいち早く取り上げられました。利用者の母親は、日ごろは子どもが学校に行っている時間だけ仕事をしています。休みにはいると1人で家に置いておくのも不安でしたが、この事業が開催され安心して仕事に専念できます、と非常に喜んでおられました。また記事の中でも、担当課は、春休みや冬休み等も行っていきたいというような、推進していきたいというような記事が載っておりましたが、春休み、冬休みについてはどう対応されようとするのか、お聞かせ願いたいと思います。 ○議長(吉廣満男君) 安武健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(安武俊朗君) お答えいたします。 議員、ご指摘のとおり、旧西合志庁舎の議場を使いまして、今年初めてそういう事業に取り組みまして、新聞等でも紹介されまして好評をいただいたということでございます。議員が今お尋ねの冬休み、春休みの保育についてでございますが、問い合わせなどもあってはおりますが、期間が比較的短いというようなこともございまして、現時点では実施する計画はございません。 そういうことでございます。 ○議長(吉廣満男君) 丸内三千代議員。 ◆20番(丸内三千代君) せっかく子育て支援日本一のうちの、まちづくりとしてのイメージアップであったのかな、この記事はと思いながら喜んでおりましたけれども、春休み・冬休みは期間が短いからやらないということですけれども、日ごろの学童保育に登録されている方はよしとしても、先ほども申しましたように、学童保育に属さない、学校から帰ったときは誰かがいる家庭の人にとっては、非常に不安な1日を送らせることにもなると思います。いろんな事件が多発している中の現状において、せっかくの事業が、春休み・冬休みはなくなるということは本当に残念であります。 市長、この考え、施策についてどう思われますか。今後の取り組み方を聞いておきたいと思います。 ○議長(吉廣満男君) 大住市長。 ◎市長(大住清昭君) お答えいたします。 今、担当部長が申し上げたような形で、大変期間も短いということで、それぞれ学童クラブもありますし、それから現在ほかの放課後児童クラブでやっておりますし、保育園とか幼稚園、ふれあい館でも対応をしておりますので、あの場所を使ってということは、現時点では担当部長がお話ししたとおりであります。今後、そのようなニーズなり、あるいは今の現状では対応ができないというような状況なりもろもろ問題があれば、また検討はしたいと思います。 ○議長(吉廣満男君) 丸内三千代議員。 ◆20番(丸内三千代君) 学童保育も日ごろ授業が終わって登録した人はちゃんとその辺はありますけど、別枠で入れようとするとなかなか定員があるということで、春休みとか夏休みとかについてはなかなか入れない状況だそうです。本当に素晴らしい施策であったと私は期待しておりましたので、残念で仕方がありません。 次に移ります。次に、幼児・児童の虐待についてと掲げております。自分の子どもを邪魔だからとかかわいくないから、愛せないから、はたまた子どもの遊び仲間まで殺害するという痛ましい事件が起き、身震いするほどであります。子育てにおいて、就学前児童の保護者の約半数、小学校児童の保護者の約4割が不安や不満を感じながら子育てをしているということが、ひまわりアクションプランに掲げてあります。 先日の部長の答弁にも約1,400件中3~6%が子どもを虐待しそうになったと答弁をしておられますが、増加傾向にある幼児・児童虐待の実態、合志市はどのような実態であるか、お知らせを願います。 ○議長(吉廣満男君) 安武健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(安武俊朗君) お答えをいたします。 合志市になりましてから、相談件数等々でございますが、通告件数としまして27件、相談の通告の内容といたしましては、虐待ではないかというのも含めますと、心理的、身体的が5件、それから養護の相談につきましてが10件、それからDV関係が10件、不登校1件、通学支援が1件、通告といいますか相談をされる方ですが、医療関係者それから祖母、父、学校、社協、児童相談所、民生委員さんなどになってございます。 それぞれ、そのそういう相談があった場合、相談といいますか通告がございましたときには、その都度ケース検討会議というのを開催しまして、関係機関との情報交換等々で情報を共有いたしまして、今後の援助方針などについて協議しているというようなことでございます。 そういうことで、ケース検討会議をこれまで開催いたしましたのが、延べで6回、それから解決件数といいますか何をもって解決というか大変難しゅうございますけれど、解決というようなことでカウントしていますのが4件、方法といたしましては養護施設等への入所ですとか母子生活支援施設等への入所ですとか、ファミリサポートなどの利用というようなことで対処しているようなところでございます。 以上でございます。 ○議長(吉廣満男君) 丸内三千代議員。 ◆20番(丸内三千代君) そのひまわりアクションプランにおいても、これは西合志のときにつくったプランですが、児童虐待等があった場合には、児童虐待防止ネットワークを設置されていくというように載っておりますが、現時点で合志市としては、児童虐待防止ネットワークの構築はなされているのでしょうか。 ○議長(吉廣満男君) 安武健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(安武俊朗君) お答えいたします。 その名称は、要保護児童対策及びDV防止対策等地域協議会というような名称でつくっておりまして、市内それから市外も含めまして警察とか関係機関、管内の学校ですとか病院ですとか、こういう虐待関係に関係します機関等が中心になりまして、うちの場合には障害者の虐待、それから高齢者に対する虐待も含めまして、そういう地域連絡協議会。第1回目の会議を11月2日に全体集まりまして開いたところでございます。 ○議長(吉廣満男君) 丸内三千代議員。 ◆20番(丸内三千代君) ますますこういう問題は核家族等により家庭の中で居場所をなくした母親であったり、子どもたちが増えていくのではないかと心配をしているところであります。マスコミ等でも福祉事務所のあり方、行政のあり方が問われますけれども、何が一番いい方法なのかみんなで考えていく時代にきているのではないかと思っております。 次に、いじめ等の現状についてを、議員さんそれぞれさまざまな立場で述べておられますので、1~2点ほど伺っておきたいと思いますが。現在不登校が29人、その中でいじめによる不登校が2人であるというような報告が先日なされました。その中で、保健室登校についてもいるというようなことが述べておられますけれども、保健室登校に対する現状を教えていただきたいと思います。 ○議長(吉廣満男君) 園田教育委員会事務局長。 ◎教育委員会事務局長(園田康通君) お答えいたします。最後のいじめに対する答弁になるかと思いますけれども、しっかり答えていきたいと思います。 ただいま議員が保健室の児童生徒の数と、正確には把握しておりませんけれども、大体管内に通常30名ほどいるんではなかろうかと思います。学校にいろいろ聞いてみましたところ、月曜日が一番多いそうです。なぜかといいますと、土・日で生活のリズムを崩して、月曜日が一番多くて火・水・木とたっていくに連れて減ってくるそうでございます。そしてまた、土・日でリズムを崩して月曜日は多くなると。そういった状況の繰り返しだというふうなことを聞いております。 以上です。 ○議長(吉廣満男君) 丸内三千代議員。 ◆20番(丸内三千代君) 不登校や保健室登校は本当に生徒本人はもとより、家族の苦しみは言葉では言い表せないほどだと思います。簡単に不登校という3文字で片付けてしまうにはあまりにも心ない課題であります。心の叫び・苦しみ、学校へ行きたくても行けないというもがきは、家族全員胸の張り裂けるような苦しみであります。まして、友人や先生の心ない言動・行動でのいじめで学校に行けないことは、思春期の子どもたちにとってはいかばかりかと私も悩んだものの一人でもあります。 さて、伊吹大臣へ熊本中央局から自殺予告の手紙が投函されたと報道がありました。県教育委員会からはどのような通報が市教育委員会になされ、市教育委員会はそのことを受けてどのように対応されましたか、お聞きしたいと思います。 ○議長(吉廣満男君) 園田教育委員会事務局長。 ◎教育委員会事務局長(園田康通君) お答えいたします。 その件につきましては、11月13日の夕刻だったろうと思います。自分は学級のみんなからいじめを受けられているので死にます。学級のみんなや先生本当にありがとうございました、というハガキが伊吹文部科学大臣の方へ出されまして、13日の夕刻、県の教育委員会を通じまして、私どもの教育委員会に至急の対応依頼がございました。 そこで、その日のうちに各小学校に通知をしまして、翌日の14日の第1時間目に命を考える時間として児童生徒に命の大切さ・尊さを話していただきたい。それと学級活動の中でも十分話し合っていただきたいという指示を出しております。 その指示を出しまして、その日の10時30分までに私どもの教育委員会に報告をいただいて、県の方へ報告したというような状況でございます。 ○議長(吉廣満男君) 丸内三千代議員。 ◆20番(丸内三千代君) 各学校でいろんな対応をなされたようですが、その後、県からは、県教育委員会からは、そのことに対してどのような報告があり、また生徒や児童、各家庭にはどのような対応をされるよう報告がなされましたか。また対応はどのようにされましたかお伺いをします。 ○議長(吉廣満男君) 園田教育委員会事務局長。 ◎教育委員会事務局長(園田康通君) その後につきましても、今後も各学校に危機意識を持って継続的にいじめ問題には対応していただくように、さらに指示をいたしております。 その後、伊吹大臣の方から、いじめている子どもたちへといじめられている子どもたちへのメッセージも来ております。地域の保護者や地域のお母さん方についても、お手紙が来ましたので、それを学校を通じて配信したというようなことでございます。 ○議長(吉廣満男君) 丸内三千代議員。 ◆20番(丸内三千代君) 各家庭に文部科学大臣からいじめないようにというか悩んだときには誰かに皆さん相談しましょうというようなことがなされたようです。私も市内にいる孫から一部分だけではありますけれど、「ばあちゃん、こんなのが来たよ」と言って見せていただいたこともあり、市の教育委員会はどうされたのかということでお聞きしました。 さて、首相の私的諮問機関でもある教育再生会議の中で、委員の方の意見として「いじめたものは登校停止にする方がいい」という意見が一部の方ではありましたが、出されたことをニュースで知りましたが、末永教育長はそのことに対してあなただったらどうなさろうと考えるか、伺います。 ○議長(吉廣満男君) 末永教育長。 ◎教育長(末永節夫君) おはようございます。丸内議員の今の件について、お答えしたいと思いますが。 いじめ問題への緊急提言という形で、教育再生会議有識者の委員一同ということで、11月29日に教育委員会の方に文書をいただいたところですが、その中にこういうくだりがあります。全般、とにかく関係のところだけちょっと読み上げますと、「学校にいじめを訴えやすい場所や仕組みをできるだけ早く設けてください」というような、その工夫をするような指示がございましたし、徹底して調査を行い早期発見を行うことによっていじめを絶対許さないという姿勢を学校全体につくるようにというようなことが言ってございましたし、その次のところに「学校は問題を起こす子どもに対して、指導・懲戒の基準を明確にし、毅然とした対応をとる。例えば、ここでは社会奉仕、個別指導、別教室での教育などを行うことによって、規律を確保するために校内で全教員が一致して対応をとる」という文書が、たぶん今おっしゃっているくだりだろうと思います。 これは、報道の部分では、いじめた子どもについては、登校停止をすることができるようにしたらどうかという意見が諮問会議の中で出ていたと思います。これは、非常にやはり国民からも批判があって、そこまでには現時点でのいわゆる提言の中には入ってないみたいでございますけれども、やはり学校という組織からしまして、いじめた子どもを登校停止という、もう少しわかりやすく言ったら、高等学校でいわゆる誰か問題を起こすと、2週間なり3週間登校停止をやっている制度があるわけですが、この義務制の中では、私は登校停止というのは非常に難しいと思います。 どういう場合に、登校停止ができるかというその判断は、基本的には学校長がするようになるわけですけれども、現代の社会の中で、例えば小学校の子どもに対して「あなたはこういうことをしたから学校に来ちゃならんぞ」と。これは本人はもとよりやはり保護者、それから地域の方に対するイメージというものが非常に傷つくというふうに思いますので、ここはやはり教育再生会議が言っているように、私は慎重でなければならないということで、やはりそうならないように、しっかりした、いじめられた子どもに対する早期発見とか、それから手を入れる、それからいじめている子どもがもし発見できたらやはり徹底してこれは教育をしていくということでやらないと、登校停止で絶対私は解決しないというふうに考えているところでございます。 以上でございます。 ○議長(吉廣満男君) 丸内三千代議員。 ◆20番(丸内三千代君) 私たちの議会の議員の机の中にというか、書箱の中に、これは第一小学校の校長先生が出された文書でありますけれども、「家庭・地域・学校で守ろう子どもを、いじめは許されない」というようなことで各家庭に文書が、これは学校の便りだと思いますけれども、1部ありましたけれども、「本校ではいじめは絶対ないとは言いきれません。残念なことに、子どもたちの中には言葉による暴力で相手を傷つけたり、靴の中に石を入れたりということが実際は起こっています」といいながら、「いじめは、いじめてはいけないと教えたからといってなくなるものではありません」というようなことを書かれております。そして、枠を設けて、「家庭においても、子どもが発するサインを見のがさないでいただきたい。家庭におけるしつけをお願いするとともに、あるがままの我が子を認めていただき、子どもをしっかりほめたり、悪いことをしたら叱って、きちんとしつけをしなさい。親を尊敬し、ありのままの自分を見てくれているという信頼感が生まれてきます」というようなことも述べておられます。 先日、私もある親御さんが、地域の中で男の子がふざけをして、ちょっといたずらをしながら問題があったら、地域の方が学校に、何々の子どもたちが悪ふざけをしているからという、学校に通報がありました。学校からは、親御さんに文書で注意があったそうです。その親たち6~7人、じゃ、親を含め子どもたちと一緒にその家に謝りに行こうと誘いをかけたら、1人しか親は来なかったというような現状の中で、先ほども園田事務局長が言われるように、土・日の休みがあるとリズムが狂う、というようなことも含めて、家庭のあり方が非常に私は大事ではないかと、孫を持ちながら、最近つくづく思うような身になりました。自分が子育てするときにはなかなかそこまで気づかなかったけれども、ワンクッションおいてみるとやはり見えてくるものもあるのではないかと思いますが。 やはり家庭教育の欠如・あり方というのが非常に大事ではないかと思いますが、教育委員会として、家庭教育のあり方等の今後の指導をどのようにされるかをお聞きしておきたいと思います。 ○議長(吉廣満男君) 末永教育長。 ◎教育長(末永節夫君) お答えをしたいと思います。 家庭教育の重要さというのは、教育委員会としても十分今理解をしているところです。なかなか学校やまたは教育委員会から問題が起きたときに、そのことを家庭が問題だということは、やはりなかなか言い難い問題でございます。 したがいまして、私たちとしては、やはり親が自覚をするということがまず第1点だろうということで、例えば、今年の11月3日でしたか4日でしたか、伊藤弁護士を呼んで、そういう家庭の問題の、どこらが問題かということを、親の考え方、教育の仕方ということについて、やはり第三者的な考えで、親さん方にもぜひ反省をしていただきたい。また地域にも。それぞれの家庭の家族の構成にもやはり考えていただきたいということで、そういう専門家のお話を聞いて、そして少しでも家庭で自覚をしていただいて、家庭教育の更生、再生をやっていただきたいという願いで、伊藤弁護士を呼んでやったわけでございますが、非常に関心がございまして、これは非常に効果があったなというふうに思っておるところです。 今後も、やはりこの問題については、学校、どこが悪いということは、これはなかなかいじめ問題は言えない状況がございます。ケースによって非常に違いますので。ただしかし、家庭教育というようなものをかなり、そのいじめ問題についての比重は大きいというふうに考えられる部分があります。 したがって、家庭教育学級というものを各PTAごとにやっておりますけれども、これも、登録をする人は40名から50名くらいおられるようですが、実際に参加を見ておりますと、やった後の報告を見ておりますと、あんまり出席がよくないみたいで、ここらあたりもやはり我々としては、将来生涯学習の観点からもう少しみんなの親にそういう機会が与えられるようには考えて、実施をしていきたいなというような考えを持って、今いるところでございます。 以上でございます。 ○議長(吉廣満男君) 丸内三千代議員。 ◆20番(丸内三千代君) 次に、3番に移ります。この件も、各議員さんそれぞれ心配をしながら質問されているところでありますが。 さて、大住市長は19年度予算編成にあたり、各部長に対し通達をなされています。その中で特に税収入の確保を1番に掲げておられます。さて19年1月より地方税の改正により所得税からの住民税の税源移譲が行われ、国に納めている市が集めるようになりますが、逆に私たち市民にとっては、所得税の定率減税も廃止され、本当にダブルパンチという訳になりますが。 まず税源移譲に伴う市民税の増額はどのくらいを見込んでいるか。また、私たち市民は特に今まで所得税が仕事等で市民税のところで納めていない部分があって、増税のような形になっていきます。本年度も6月でしたか、税務課の窓口は税金が上がったと、何でかというような、異常な電話が殺到したということも聞いております。 そのためにも、そういうことにならないためにも、市民に対してどのような啓発、周知の方を行っていくかをお知らせいただきたいと思います。 ○議長(吉廣満男君) 松永市民部長。 ◎市民部長(松永宗昭君) 税源移譲に伴う市民税の増額、または増額に伴う周知の方策は考えているかというご質問にお答えをいたしたいと思います。 平成18年度をベースに4億4,000万円程度の増額を見込んでいるところであります。そのようなことから、市民の混乱をなくすために、広報での周知、ホームページへの記載、また申告者へ予定納税額をお知らせするようにしております。 先の、企業年末調整説明会では、税源移譲による市民税の増額を説明したところでもあります。 ○議長(吉廣満男君) 丸内三千代議員。 ◆20番(丸内三千代君) 次に、この予算編成の中で、経常収支比率が高率を示している中、各部、各事業に執着しすぎて、住民のニーズや新市の将来のための新事業及び事務事業の見直しができないようでは、行政改革はできないと考えます。予算の款別構成比率の硬直化とならないよう、検証をしていくべきではないか。 例えば、18年度当初予算で見てみますと、民生費の伸びは約何億でしたか、相当な金額がありますし、前年対比9億1,000万円ほどと高くなっています。増額となっています。民生費は社会福祉費、児童福祉費、扶助費の項からなり、予算全体に占める割合は非常に大きく、よってその中であります福祉施設の活用はどうであるとか、運営はいかがなものか、検証すべき点はたくさんあると思います。 また、各種の祝い金、助成金は妥当に使われているか、検証すべきではないか。また、総務費の中の時間外勤務に対しても、総務省は極力縮減するよう求めています。今後の対応の仕方を伺います。 ○議長(吉廣満男君) 後藤総務企画部長。 ◎総務企画部長(後藤寛臣君) 経常収支比率が高くなってきている。財政が硬直化しないよう、検証していくべきであるというような趣旨の質問でございましたけれども。 行政のサービス事業につきましては、まず1番目に、法律の定めに基づき裁量の余地のない事業、当然やらなければならないというものがございます。2番目に、補助事業であるが、選択の余地があるもの。そして3番目に、完全な単独事業というものの3つに分けられると思います。それぞれの事業が目的別には積み上がって予算額となっているということでございます。 そういうことで、率が固定しているということではなく、結果としての予算額と考えております。しかしながら、限られた予算の中での事業の選択につきましては、政策に沿った事業の有効性であったり、効率性などを検証しながら進めなければならない。それにはやはり行政評価に基づく選択というのが今後は大きなウェイトを占めるんではなかろうかと思っております。 以上でございます。 ○議長(吉廣満男君) 丸内三千代議員。 ◆20番(丸内三千代君) ちょっと時間がありませんので、次にいきます。 歳出についての編成に、市長は費目を通じて、必要性、緊急性、行政効果に欠ける経費は計上しないようにと通達されていますが、市長のよく言われる優先順位をつけるということでしょうか。 さて、この優先順位とは、何を基準に、誰がどのように判断して順位を決定するんですか。また、誰のための優先順位ですか、教えてください。 ○議長(吉廣満男君) 大住市長。 ◎市長(大住清昭君) お答えいたします。 全般的な予算編成の流れ、もう議員の皆さんご承知だと思いますけれども、9月になってからぐらいからそれぞれの担当課の部署の方で今までの市民の要望・要求、あるいは市として事業計画を立てたもの、そんなものを中心としながら予算の枠組みをつくっていきます。それを受けて、財政課の方に11月、10月の末ぐらいまでの締め切りで財政課の方に提出をします。そして、財政課の方の審査というようなことで、それぞれの担当部署との協議をしながら、今、すぐ急いでやらなければならないものか、あるいは先に延ばせるか、あるいはこの事業はやるべきでないと、そんなことも含めて論議がされます。 そして、財政課で事務的な部分を中心に、そのようなことで絞ったものを12月いっぱいぐらい、1カ月間ぐらいそういう論議をして、今総まとめを、19年度やっているところであります。明けて早々から市長査定というようなことでやるようにしております。 流れとしてはそんなことで、いつ、誰が、どのようにというようなことで、最終的には市長の決定ということになります。緊急の度合い、優先順位の基準は、もちろん市民のためにいかに役立つかということが優先順位の第一であります。 ただ、その取り上げ方もいろいろありますので、私はやはり市民の生活に直結するものが第一番だと思います。それからやはり、より広く、多くの市民の役に立つもの、特定の地域とか特定の人とかいうものもありますので、そんなもので延ばせるものは延ばすというようなことを考えなければならないというふうなことを基準にしながらしていきたいと、しているところであります。 市民の皆さん方の生活の向上、福祉の向上を基本にやっております。 ○議長(吉廣満男君) 丸内三千代議員。 ◆20番(丸内三千代君) 非常に簡単な言葉のようで、非常に難しい順位のつけ方、それぞれの思惑や政治的な配慮もあるかもしれません。そのことをやはり私たち市民にわかりやすいところで順位をつけていただくことを節に希望しておきたいと思います。 さて、最後に、後藤総務企画部長はよく市民との情報の共有が大切であると力説をされます。私もそれは地方分権により納税者であるところの市民が行財政に対する理解を深めることが重要になってきているからであると思いますし、また市民が積極的に行政にものを申し、またチェックすることが本来の住民自治を強めて、真の郷土のまちづくりになっていくものと考えます。 そこで、予算書を市民に対し、創意工夫してわかりやすく知らせることを希望しますが、どのようなお考えかを最後に聞いておきたいと思います。 ○議長(吉廣満男君) 後藤総務企画部長。 ◎総務企画部長(後藤寛臣君) 予算書であったり財政状況というものを市民に詳しく知らせることは考えてないかということでございます。現在、ホームページや広報紙を通じて市民の皆様には情報の提供を行っております。議員ご意見のとおり、縮刷版とかそういった工夫をしながらやることも考えられますが、なるべく経費のかからないような形で今後は広報紙やホームページなどに財政状況、座談会等でも、そういったものを今市民の皆さんにいろいろと情報提供している段階でございますので、わかりやすいものの資料をつくり上げていくならということを考えております。 以上でございます。 ○議長(吉廣満男君) 大住市長。 ◎市長(大住清昭君) 先ほどの点で、ちょっと不足した点を付け加えます。 予算編成の流れはあのような状況で、それから誰を基準におくかとかいうことは市民を基準ということですけれども、編成は私が最終的に決定するということでございますが、予算の決定は議員の皆さんと論議し、最終的に決定するということでございますので、付け加えときます。 ○議長(吉廣満男君) 丸内三千代議員。 ◆20番(丸内三千代君) あえて市長は再度登壇されて、議員もちゃんと考えてくださいよということだろうの戒めの言葉ではないかと思います。私たち議員も本当に勉強し、市民のために役立つ事業であればどんどんと物申していかなければならないし、また承認もしていかなければならないと思います。 本当に、合志市の未来輝く市になるよう、期待を込めて、これで一般質問を終わります。 ○議長(吉廣満男君) これで、丸内三千代議員の質問は終了しました。 これから、吉永健司議員の質問を許します。吉永健司議員。 吉永健司議員の一般質問 ◆2番(吉永健司君) おはようございます。2番、吉永です。通告に従いまして質問をしたいと思いますが、その前にちょっと、前の方がとても寒いんですよ。暖房はどやんかならんですか。さっきから。それと、今回は22名の方が一般質問をなさるということで、項目を5つ挙げて、重なった分は割愛しようと思ったのですけれども、意外と重ならなくて、時間が足りないかもしれませんので、そのときは次回にということで、せっかくお調べいただいていると思いますけれども、ご容赦いただいて質問に入りたいと思います。 まず、小児医療についてということで、その中でも予防接種の現状ということで挙げております。7歳ぐらいまでですかね、受けるべき、受けるというか、予防接種があります。ポリオ、BCG、3種混合等とありますけれども、ポリオとBCGですかね、集団で現状行われております。まず、集団で行われている理由についてお尋ねいたします。 ○議長(吉廣満男君) 安武健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(安武俊朗君) お答えいたします。 ポリオの予防接種につきましては、ワクチンが今生産されているのが個別用の1人用のは生産されてないというのが一番大きな原因といいますか理由でございます。BCGにつきましては個別の分もございますけれども、これまでもやってきたというようなこともございますし、ワクチンも団体用のワクチンがございますので、それでやってきているというようなことでございます。 方向としては、予防接種につきましては、厚生労働省の方向としましては個別の方に持っていこうというようなことではございますが、そういうことで今団体でやっている理由につきましては、そういう理由でございます。 ○議長(吉廣満男君) 吉永健司議員。 ◆2番(吉永健司君) なかなか団体で接種というんですかね、生ワクですか、接種を団体でということになると期日が限られてくるものですから、やはりそのとき病気でなかなかできないとか熱があってということで、幾らかのそういう保護者の方のご意見も多いと思います。今後、もちろん予算的なものもあると思いますので、今後は、その特別措置というのは変ですけれども、できなかった人に対してのというのを考えていただけるならなという気持ちもあります。 それと、その他の予防接種ですね、団体で行われていない部分に関しましては、うちの子どもが、今2歳なんですけれども、その前がもう小学校1年生で、ちょっと間があきまして、その間に変更になった部分というのが、旧西合志町では旧西合志町だけの指定の病院、小児科なり産婦人科なりの指定の病院で予防接種を受けるというふうになっておりました。そのころ、3番目の子どものときには、できたらかかりつけの病院で予防接種を受けられないものだろうかと、近隣のですね。他市、熊本市なり自分のかかりつけの病院で今日は健康状態がいいから悪いからというのを判断してもらいながら、この鼻水は大丈夫だよということで接種してもらうとか、そういう方向はできないかということがあったんですけれども、今の子どもになったときに、2年ぐらい前に、それは西合志町が他の病院でもできるようなったと聞きます。ただ、合併してまた若干変更になったということですけど、そこら辺、詳しいところをわかったら教えていただきたいんですけれども。 ○議長(吉廣満男君) 安武健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(安武俊朗君) お答えいたします。 予防接種につきましては、今議員がおっしゃったように、郡内のと申しますか、医師会の方と委託契約いたしまして実施いたしておりまして、おっしゃられましたように、市内といいますか、市内が原則でございますが、平成17年度から予防接種の広域化というようなことで、県の方がそういう事業を起こされまして、そういう接種者の利便性を考えまして、県の医師会の加入の医師の手挙げ方式と申しますか、そういうことでやりますよというような病院につきましては、そういう広域でも受けられるようになったというようなことでございまして、小児科の先生方はほとんど手を挙げておられるというようなことですので、小児科のかかりつけの先生がおられる場合にはそちらでも接種が、これは17年度からでございますが、できるようになったということでございます。 ○議長(吉廣満男君) 吉永健司議員。 ◆2番(吉永健司君) ということは、かかりつけのお医者さんでも予防接種はできるようになったと、3種混合とかそういうふうな予防接種に関してはできるようになったというふうに理解してよろしいですかね。もちろん、広報等で啓発はなさっていると思いますけれど、まだ知らない方が多いかなという気がします。もう一度できたら広報紙等でも啓発していただければなという気がします。 次に移ります。6月の定例会でも質問いたしましたけれども、小児救急につきまして、今回も若干の答弁がありまして、再春荘病院がある程度救急体制が整ったというようなご答弁だったと思います。月に10日もしくはオンコール体制で対応で、というような答弁があったと思いますけれども、それで、再春荘病院自体が小児救急の体制が整ったといえるかどうか、まず、お答えいただきたいと思いますけれども。 ○議長(吉廣満男君) 安武健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(安武俊朗君) お答えいたします。 議員の方から6月の定例会でこの件につきまして質問がございまして、8月だったと思いますけれど、担当の保健師と一緒に再春荘の方にお訪ねいたしましてお聞きしましたら、先日答弁いたしましたように24時間体制でされている。それから、小児医の先生方が4名おられますので、月のうちの10日間についてはその2人の医師のうちの1人は小児科の先生が対応できているというようなことなり、おられなくてもオンコール体制で小児医について、そういう救急な用件が出てきた場合には対応もできるというような、そういう説明でございました。 私どもも、よく知らなかったので、かなり6月に質問されたときに比べたら充実しているのかなというのが実感でございました。これをまだ保護者の皆さんがご存じないというようなこともございますので、これからの課題としては、皆さんにどうやってお知らせするかというようなことを考えているところでございます。 ○議長(吉廣満男君) 吉永健司議員。 ◆2番(吉永健司君) 月10日ということは、3日に1日ですよね。単純に計算すると3日に1日と、それは若干ズレもあるんでしょうけれども、その程度の今体制だという気がします。 今定例会の中の答弁の中に5院が3院に減りましたというご答弁をなされました。結局、減少したということですね、市内の小児科医が減少したということなんですよね。それを考えますと、10日に本当に、月10日、3日に1日で態勢が整ったと言えるかどうかというのは私は疑問が残ります。 また、市はじゃぁ、この合志市、市として再春荘病院の小児体制、救急体制なりにどのようにかかわったか、もしかかわっていれば教えていただければと思いますけれども。 ○議長(吉廣満男君) 安武健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(安武俊朗君) はい、お答えいたします。 現在の再春荘の10日間の体制で十分とは思ってはおりません。ですが、当初思っていたよりかは、かなり体制的には整っているのかなと、近隣、ほかのところに比べれば地元にありますので、その辺ではちょっとよくなったかなというような気はいたしております。 先ほど申し上げましたように、再春荘の方に行きましたときには、市として何かお手伝いというかできるようなことがあればというようなことも含めましてお訪ねしたわけでございますが、再春荘の院長先生のお話では、まず小児科の医師が足りないというようなことです。何らかの経済的援助自体も国の機関ですので、受けられないということもございますが、その前に、そういう医師の絶対数が足りないというようなことだというようなことでございましたので、市としても何かできればというようなことでお話申し上げたんですけれども、そういうことでございました。 ○議長(吉廣満男君) 吉永健司議員。 ◆2番(吉永健司君) 独立行政法人ですかね、国立だけど国立ではない。国立ではないけど国立というちょうど中途半端な状況なのかなと、逆に一番難しい部分になったのじゃないかという気もします。そういう意味で、民間3院はまだあるということです。では民間と再春荘病院の、今医師が足りないとおっしゃいましたが、じゃ、民間の先生と再春荘の間で夜間だけでも協力体制をするとか、祭日、民間の先生が協力をしてとか、そこら辺の提携ですよね、もちろん民間の先生が再春荘の中にいて診療するというのはいろいろ難しい部分があるかもしれません。 だから、再春荘で、今日はちょっと夜間できませんからどこどこさんを定期的に月々、割り振りを決めてでもやるとか、そこら辺、民間と再春荘病院の協力・支援ですね、もしくはその橋渡しを市がするとか、そういうようなことを逆に言うとできないかなという気がしますけれども。その辺については、いかがでしょうか。 ○議長(吉廣満男君) 安武健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(安武俊朗君) お答えいたします。 市といたしましても、この問題につきましては積極的にかかわっていきたいというふうに考えております。この前行ったときにお聞きしましたときには、そういう民間の先生との協力体制ということでは、今日は再春荘の方は小児科の医師がいるよというようなことで、近くの病院あたりには連絡を取り合って、お互いにそういう連携はとっているというようなお話しではございました。さらに連携を深めていく上で、市で果たせる役割がございましたら検討していきたいというふうに思っております。 ○議長(吉廣満男君) 吉永健司議員。 ◆2番(吉永健司君) この質問に至る経緯は、近隣の市の先生方、小児科の先生の方から、とにかく地域医療センターをはじめ、いっぱいいっぱいであると。熊本市の子どもさんを受け入れるだけでもいっぱいで近隣からもいっぱい来られると、とてもじゃないけど民間の小児科の先生自体がもうパンク寸前であると。できれば各市、町というとなかなか村とかいうのはなかなか難しいかもしれませんけれども、市という状況になった以上は、できるならその一時救急だけでもやっていただけないかという切なる願いと、それと保護者の方々ですね、医療費を小学校3年生まで払うと。もちろんお金は出すけど、受け皿はないよという状況ではという、保護者の声もあります。それよりも、少しでも安心して暮らせるまちにしてほしいという切なる願いだと思うんですよね。 そこら辺を受けての質問に至ったんですけれども。市長、これは全般的に6月、今回とお聞きになって、どのようにお考えか、ご答弁いただければと思います。 ○議長(吉廣満男君) 大住市長。 ◎市長(大住清昭君) お答えいたします。 市民病院はないわけですので、医師会なりあるいは再春荘病院にお願いするということでなければ、現状では仕方がないと思います。旧町の場合は福祉課長と一緒に再春荘の院長の方にも、そういう小児#(シャープ)8000番あるいは小児救急医療の体制づくりについてお願いをしたところであります。今後も医師会なりあるいは再春荘病院などに、できるだけ市民の安全安心を守るという立場でのお願いを、要請をしていきたいというふうに思います。 ○議長(吉廣満男君) 吉永健司議員。 ◆2番(吉永健司君) とても重要なことだと思いますので、やはり市長の取り組みがあるかないかでその方向は医師会も動きが変わると、僕は思います。そこら辺、市長はよく考えていただければと思いますので、よろしくお願いいたします。 次に移ります。地場企業育成についてということで、これはまず、市長にお尋ねしたいんですけれども、育成と振興ですね、違いはありますか、ありませんか。 ○議長(吉廣満男君) 大住市長。 ◎市長(大住清昭君) 質問の趣旨がちょっとわかりにくいんですけれども、地場企業の育成、あるいは地場企業の振興の違いですか。育成も振興も私は同義語的だと思います。今ある地場企業を育てる。あるいは新たな企業を立地させる。そんなことも振興でありまして、育成とはその中の、振興の中の育成というような部分で、同義語的にとらえております。 ○議長(吉廣満男君) 吉永健司議員。 ◆2番(吉永健司君) すみません。はっきり言ってから言えばよかったんですけれども、市長のマニフェストの中ですかね、多分振興と書いてあったと思うんですよね。育成とは多分謳ってなかったという気がします。それでお尋ねしたんですけれども。今、同義語ということがありましたので、市長のマニフェスト、市長の方針の中にも入っているという考えのもとで質問に移りたいと思ったものですから、そこをお聞きしました。 南原住宅、1期工事が今始まっております。その中で、議会の中でも質疑を出しましたけれども、JVが組めない理由とか、地元企業はというようなところで質疑をいたしましたけれども、いろいろありまして、それはできないということだったのですけれども、そのときに、最後に、できるだけ地元の企業を下請けと呼ぶのが正しいのかどうかわかりませんけれども、協力体制をというようなことをお願いしたと思います。 現状で、地元企業の南原住宅1期工事で、地元企業の参加率の金額なりパーセンテージがわかりましたらまずお答えください。 ○議長(吉廣満男君) 渡邉都市建設部長。 ◎都市建設部長(渡邉浩美君) お答えいたします。 南原住宅は都市建設部、都市計画課の方で所管しておりますので、私の方から答弁をさせていただきます。 南原住宅の1期の建築工事の下請け状況はということでございますけれども、11月末現在で、これは1期工事の請負金額が元請けの請負金額でございますけれども、4億6,494万円の契約金額でございます。このうち、6軒の下請けの契約がございまして、事業者さんが3社、3,862万円が下請けに出ております。率に直しますと、下請けの割合は8.3%でございます。 以上が、下請けの状況となっております。以上でございます。 ○議長(吉廣満男君) 吉永健司議員。 ◆2番(吉永健司君) 今、数字がでました。市長、地元企業育成、振興でも結構ですけれども、という立場から、三千八百云十万円、8.3%ですね、これが自分が思っていた、もちろんそれはご存じでしょうけれども、地元企業育成につながっていると思われるか。この金額が高いか低いかですよね。割と地元に落ちているじゃないかと思われるか、いや、ちょっと落ちてないなと思われるか、そこをご答弁お願いします。 ○議長(吉廣満男君) 大住市長。 ◎市長(大住清昭君) お答えいたします。 大規模な工事の場合は、先ほどから吉永議員が言っておられるように、地場産業の育成という意味で、なるべく下請けで、合志市内でできるものについてはよろしくという話は話しております。今回のは育成に適当な下請け状況かということでは、なかなかどこが適当かというのもいいにくいんですけれども、それなりにやってはあるというふうに思っております。 ○議長(吉廣満男君) 吉永健司議員。 ◆2番(吉永健司君) それなりにあるという、今の市長のご答弁ですけれども、JV組んだ7:3とか6:4とかよく言いますよね。そういうことから見たらどうかなという、私としては気もしますが、これからは2期工事、3期工事に移っていくわけですけれども、今度は4戸で1棟の個々の住宅に入るわけですよね。 今までのやつは説明の中では、ちょっと工事的に本市だけではちょっと難しい部分、企業では難しい部分があるかなという説明だったと思うんですよね。1期工事のときは。2期、3期に関しては、本市でも十分施工できる規模の業者がいらっしゃると思いますが、市長としては、2期、3期はどのように、やはり今まで、前回と同じような大手を入れていかれるのか、地元の中でできるのであれば地元でやりたいのかという、そこのお考えがあればお聞かせ願いたいと思います。 ○議長(吉廣満男君) 大住市長。 ◎市長(大住清昭君) お答えいたします。 2期、3期の工事の設計、まだはっきり私も確認しておりませんで、そういう部分もありますけれども、戸建ち、今までよりも小さく分けた戸建ちになるというような状況でありますので、そういうことも含めて入札の方法については、今後検討したいということで、現時点でどんな方法をということは決断は決めておりません。 ○議長(吉廣満男君) 吉永健司議員。
    ◆2番(吉永健司君) まだ決めていないということですけれども、やはり、地元振興・育成、同じ言葉ということでしたので、できれば地元でできる部分に関しては、私は育成・振興、同じことならできるだけ地元を利用するべきではないかという気がします。 ただ、その談合とかいろんな問題がありますので、簡単に「はい、そうですか」と言えないのはもちろんわかっておりますけれども、やはり合志市5万3,000人ですよね。5万3,000人の中で堂々と戦える業者が、じゃ何社あるんだと言ったときに、2社もないわけですよ。その2社すらこの前の入札に入れないと、1期工事に入れない程度の、まだ規模でしかないというのが現実だと思うんですよね。 この入札の問題も含めてですけれども、弱者切り捨てになっては私は困ると。ある程度力をつける要素を持って、もしくは力をつけた中で、上のレベルで競うということであれば私はいいと思うんですけれども、そういう中で、一般競争入札に移行したいという今議会の中でご答弁がありましたが、今後は全体的なものを一般競争入札へ移行したいという気持ちがあられるのかどうか、そこをお尋ねいたします。 ○議長(吉廣満男君) 大住市長。 ◎市長(大住清昭君) まだ、具体的なことまでには考えておりません。入札の公正公平というようなことを考えて、そのようなことを視野に入れているというようなことで、1,000万円以上か5,000万円以上は、というような、そんな具体的なことまでの論議はしておりません。今後いろいろなことを研究していきたいというふうに思っております。 ○議長(吉廣満男君) 吉永健司議員。 ◆2番(吉永健司君) 移行していきたいという、その金額はまだわからないけれども、移行していきたいということであれば、もう一度すみません、いつごろからそういうことをやろうかなというお考えがあればお尋ねいたします。 ○議長(吉廣満男君) 大住市長。 ◎市長(大住清昭君) 一応のスケジュールとしては、19年度論議し20年というようなことでペーパーの上に出ておりますけれども、もちろん、地場産業育成ということを十分考えて、必要、移行することが妥当だということになった場合でありますので、決定ということではありません。そういうことを検討していくということであります。 言われておりますように、地場産業の育成ということを十分考えた上での検討結果を出していきたいと思います。 ○議長(吉廣満男君) 吉永健司議員。 ◆2番(吉永健司君) 先ほども申し上げましたけれども、新市に合併しましても、5万3,000の自治体の中でA2は2社でしたかね、A2は2社だったと思うんですかね、A1はいないんですかね、A1なしのA2が2社ぐらいしかない現状ですよね。今の市の市議会の議決は1億5,000万円になりました。1億5,000万円以上を取りあえず一般競争入札でということであれば、またそれはそれでいいかもしれないと思いますけれど。それ以下に関しては、A2以下の業者というのは何社もあると思うんですよね。そういう業者の中でできる範囲ですよね。やはりある程度のA2なりA1なりに上がるということは、ある程度実績がないと上がれないわけですから、そこら辺も考慮していただいた上で、やはりやっていかないと、結局、弱者切り捨てになるんではないかなという予想があります。 それはもちろん、公共事業に頼るというのも根本的にそれは違うと思いますけれども、現状の中では、やはり僕はよくよく考えられた上でやられるべきではないかと。また、一般競争入札に移ろうと思われるのであれば、これは予定価格の公表が前提というよりも、予定価格を公表し、一般競争入札へ移行するというのが本来の姿かなという気もしますので、そこら辺、昨日も神田議員の方からありましたけれども、ただ単に安ければいいやとかいう事業が公共事業ではないと思います。また不調に終わればその事業自体は遅れるわけですから。公共事業はあくまでも緊急性を要するものに関して、公共事業としてやっていくわけでしょうから、そこら辺もよくよく考えられた上で行われたがいいかなと思います。あまり深く言ってもあれですけど、そういう気がしますので、そこら辺の配慮なり精査なりされたがいいかなと思いますので、これはもう、提言ということで終わっておきます。 次に移ります。非常備消防についてということで、合併して、非常備消防団、小さいところですけれども、小型ポンプ及び積載車の燃料代、今均一の1万円ということでなっております。現実的には、1万円ということは月八百何十円、900円ぐらいですかね、八百何十円にしかならないわけですよね。そうすると、積載車がいつでも動ける状況、火災が発生したときにいつでも動ける状況にするためには、週1回団員で運転しているわけです、している班が多々あります。1万円ではちょっと厳しいという意見もありますし、旧西合志町のときには、現物支給ということで、使った分の燃料をスタンドに、旧町で言えば町の指定の給油所に行って入れてということでした。あとは走行距離を記帳し、それで確認するというような形をとっておりましたけれども、合併して1万円支給というようになったんですけれども、やはり動いている班は1万円では全然足りないと。現物支給にしていただいた方が我々としては助かるという話がきておりますので、その辺についていかがお考えか、お願いします。 ○議長(吉廣満男君) 後藤総務企画部長。 ◎総務企画部長(後藤寛臣君) 積載車の燃料費につきましては、合併協議調整段階で算定しておりますのが、月2回の点検、そして20kmの巡回、各夜間のパトロール、緊急出動時で平均して一応割り出しておりますが、その額が9,700円になりましたので、1万円としているところでございます。合併して間もない状況でございますので、やはり消防の幹部会議等でそのようなものあたりについては、各分団の方から点検の必要性、日ごろの訓練活動の必要性あたりを十分出しながらいけば、活動状況についての見直しというのは考える余地はあると思っております。 以上でございます。 ○議長(吉廣満男君) 吉永健司議員。 ◆2番(吉永健司君) 機構改革なり今回多くの議員さん方が質問なさいましたけれども、やはりきちっと合った数、平均的だからこれぐらい出しますかではなしに、必要な分はやはり必要として支給するべきだと思いますし、先般江良でしたっけ、火災が発生したときに小型ポンプを動かしましたと。出す班、出さない班はありますけれども、出したところで動かしたら燃料なんかもうすぐなくなるわけですよね。 すると、今の大型ポンプは混合油になっておりますので、単価的にも普通のガソリンよりも高いわけですよね。そうなったときにはもう全然、結局団員手当の中からそれを削り出さなければいけないとかという状況になってきていますので、やはり、実質的に必要な分、そうじゃないところというのははっきり誰から聞かれてもおかしくないような状況にはしておいていただきたいなという気がしますので、幹部の方とご相談なさってやっていただければと思います。 それともう一つは、法被のことについても質疑を出しましたけれども、やはり6月には予算を認めているわけですから、もう半年たつわけですよね。ただ、現状としてまだ納入もなされてないと。それと新入団員の訓練服に関しても、まだ納入がなされていないというような話を聞きます。もう半年もたって、まだそれほど時間がかかるものなのか、数が多いから時間がかかるのかもしれませんけれど、そこら辺はいつごろ納入なさるのか、わかったらお答えください。 ○議長(吉廣満男君) 後藤総務企画部長。 ◎総務企画部長(後藤寛臣君) 消防団員の被服費でございますが、まず訓練服につきましては、それぞれ今不足分については各分団長を通じて、調整をして支給しておりますので、不足しているのはないと思っております。法被につきましては、予算を認めていただきまして新調するようにしておりますけれども、議員おっしゃいますように遅れていることは大変恐縮でございますが、現在発注しておりますので、至急年度内には新調できるということでございます。 ○議長(吉廣満男君) 吉永健司議員。 ◆2番(吉永健司君) そもそも全部つくり替えること自体が私としてはちょっと問題かなと思ったのですけれども、今、訓練服は不足はないということですけれども今一度お調べください。そういう声が上がっておりますので調べられた方が私はいいかなと思います。ここで名前を出すべきじゃないでしょうから、調べてください。 それと、1月には出初め式を予定なさっておりますけれども、本年度は西合志南中学校を利用して出初め式を行うというような予定で流れているそうです。もともと合併のときにも出ていましたけれども、ちょうど中央部に位置するカントリーパーク、もしくはそれに類する施設、自衛隊等もありましょうし、県・国の土地があります。そういう土地を借用すればちょうど中央部だし、もう南中学校だと逆に言うといっぱいいっぱい、やっと入るという状況だそうですので、そこら辺の県・国の施設を利用して、もう少しできないものかという気がしますけれども、その辺についてはいかがでしょうか。 ○議長(吉廣満男君) 後藤総務企画部長。 ◎総務企画部長(後藤寛臣君) 合併して初めての出初め式、来年の1月7日に挙行するわけでございますけれども、私たち執行部といたしましても、出初め式がどこでできるのかということを検討したところでございます。やはり市の公共施設であったり、今、議員が提案されました国・県の施設あたりではどうかということで考えてきましたけれども、現状では、やはり西合志中学校を本会場として、東小学校を駐車場とすべきが一番いいだろうというような結論に至っています。失礼いたしました、南小学校です。現状把握ができておりませんで申しわけございません。南中学校ですかね。ということで、把握しておりますけれども、南の方にちょっと偏っているねとか、そういったことは当然言っております。 それで、ご質問の農業公園の方では、芝生広場を全面借りますと18万9,000円、入場料を取られますので、1人幾らということですね。これが6万円ぐらいですから、25~26万円。それから、広場というかこの間祭りを行いましたあそこの場合では、7万3,500円と6万円ぐらいですから、十数万円かかるということでございます。ぜひ無料にして、ここでできるようなふうに私たちは今から折衝はしたいと思いますけれども、今のところ財政状況とかいろんなことを勘案しますと、現状でないと仕方ないのかなと思っております。 この農業公園に限らず、今後の晴の出初め式でございますので、市の中心であったり住民の皆さんの目に触れるようなところで行われるよう配慮していきたいと思っております。 ○議長(吉廣満男君) 吉永健司議員。 ◆2番(吉永健司君) カントリーパークは県の土地ですよね。施設ですよね。施設も県ですよね。すると、助役、県ですよね。いかがですか。 ○議長(吉廣満男君) 加久助役。 ◎助役(加久伸治君) おはようございます。 詳しく説明いたしますと、県の施設ではなくて、今は第三セクターの施設になっております。したがいまして、あそこはあくまでも第三セクター財団法人のものでございまして、使用に関しましては今回合併記念祭を行ったとき、わざわざ産業祭りというのを入れております。これは、それを入れないと、要するに農業関係の催しであれば入場料が無料になります。でなければその分については取られますので、そういった意味で、私の力では申しわけございませんけれども、及びませんけれども、ご理解をいただければというふうに思っております。 ○議長(吉廣満男君) 吉永健司議員。 ◆2番(吉永健司君) 冗談みたいな話ですけれども、事実やはり県の施設なり、ほかにもあります。これは自衛隊も含めてあると思いますから。やはり、みんなが堂々とゆっくり集まれて、なおかつ、できれば消防ですから水出しのできるぐらいの余裕を持った広場でできれば一番僕はいいかなと思いますので、提案をしました。これからの検討課題ではあろうかと思いますけれども、そこは県・国とのつながりということで、うまいこと対策をしていただいて利用できるような方向を考えていただけたらいいかなと思いますので、これはこれからでしょうけれども、よろしくお願いしておきます。 次に、農政についていきます。まず、合志市を特色づくりということで挙げておりますけれども、合併して一番宙に浮いているのはここの合志市なんですよね。農業で考えたときに。と申しますのも、JAは菊池なんですよ。JAきくち、だけど菊池郡ではないんですよね。農産物を出荷するときに今産地名を書きます。すると産地名を書いたときに、合志と書くんですね、合志と。菊池とは書けないんです。産地偽装と、菊池ではないだろうと。菊陽、大津だと菊池でもいいんですよね。これが不思議なところです。正確に言えばですけれども。どうも、そういうお米の袋にしてもそうですけれど。菊池のお米とは呼べないんですよね、今。合併して、何か合志市というのがどうも宙に浮いてしまったような感がある。だけど、JAは菊池なんですよ。 だから、そこら辺がどうも矛盾しているかなと。JAに出されている方は菊池のまんまで菊池という形で今出ていると思いますけれども、現実的には菊池ではないと。そこについて、何かやはり合志市の知名度を上げるなり、合志という知名度を上げるなり、その矛盾を解決する策はないかという気がしますが、いかがか。 ○議長(吉廣満男君) 早田産業振興部長。 ◎産業振興部長(早田豊君) お答えをいたします。 大変難しいご質問をいただきました。特色づくりにつきましては、何が特色かということもあるかと思います。農政、農業の中での特色づくりということであれば、やはり農産物におきまして一つの品目といいますか、それを絞り、産地づくりをする。これも一つの特色かと思います。産地ができれば自ずとブランドもできると思いますので、そうなると知名度も出てくるかとは思っております。 おっしゃるように、旧合志町、旧西合志町においても、これといった農産物もなくて、合志という名は知名度が低かったかと思っております。ただ、合志から生産されます農産物も菊池で集出荷しますので、菊池産として出ていたかと思っておりますけれども、これまでは。その点については、今お話があったとおりでございます。これからは、そういうような産地づくりを含めて、ブランドの商品をつくっていけたらと思っております。 ○議長(吉廣満男君) 吉永健司議員。 ◆2番(吉永健司君) この問題については、やはりこれから本当に、真剣に考えないと産地偽装なんて言われたときには大事になってくる等もあらずですよね。だから、やはりそこら辺を含め、これからの課題にしていかなければいけないかと思いますけれど、単純にわれわれの例で言うと、野々島スイカで出しているときもあるんですね。野々島スイカで出ている部分に関しては今も野々島ですから、東京でも野々島、野々島産と言われるんですよね。合志ではなくて、野々島産、野々島産と言われますけど、野々島スイカということでやっているところもあります。そういう、やっぱり何かしら、農協、農家も考えなければいけないと思いますけれども、これは市においても、次の問題とも同じなんですけれども考えていただきたいというのは、合志市は産地指定という部分で、キュウリが多分産地指定に入っていると思います。テレビでも白菜の圃場廃棄、ダイコンの圃場廃棄というのが大きく報道されましたけれども、産地廃棄しているところは意外と産地指定を受け、その補償料を受けとるという、積み立てた補償料から10a当たり幾らという形で受け取るという体制ができています。ただ、この合志市においても、やはり白菜を植えている方とかダイコンを植えている方、今増えてきているのはホウレンソウですよね。ホウレンソウなんかでいえば、出荷経費が一袋25円前後かかります。もちろん人件費を入れればですけれども25円ぐらいかかります。出荷して20円ということでマイナス5円ですよね。それに消費税がつきますのでもうちょっと増えます、支払いがですね。そういうことを考えれば、合志市としてもやはり産地指定をもう少し考えなければいけないんじゃないかと。 それともう1点は、産地指定のとれない分、農家でも今年はじゃあれを植えよう、今年はなすびを植えようと、いろいろ研究して、去年はこうだったから来年はこういうものを植えた方がいいんではないかとか、新しい作物、こういうものをやったがいいんじゃないかということで取り組まれておりますけれども、そういうものに対する補償というのも変ですけれども、農家も積み立て、行政も何かそれができるというようなシステムづくりができないかと思うんですけれども。その辺、まず産地指定やなんか次の品目を考えているとかいうのがありましたら教えていただければと思います。 ○議長(吉廣満男君) 早田産業振興部長。 ◎産業振興部長(早田豊君) お答えをいたします。議員がおっしゃるように、合志市では夏・秋キュウリだけが今産地指定を受けております。圃場廃棄がされておりますけれども、これにつきましては、おっしゃるように基金を積み立てての補助金となっております。豊作貧乏ということが以前から言われておりますけれども、特に野菜についてはその傾向が多いようでございます。 合志市でも、今おっしゃるように白菜、ホウレンソウ、ダイコン等も作付がなされております。今後のことを考えますと、やはりさっき言いましたように豊作貧乏にならないように、出荷価格の下落に対応する一つのシステムも必要かとは思っております。一番大事なのはやはり産地をつくる、指定を受けることが大事かと思っておりますので、そっちの方を事業として取り組むような方策を考えていきたいと思っております。 ○議長(吉廣満男君) 吉永健司議員。 ◆2番(吉永健司君) なかなか高齢化で産地指定をとるといっても、絶対の作付面積自体が足りないとかいろいろな課題もあろうかと思います。ただ、やはり若手農業者がつくって、結局畑で打ち込まないかんとか、出しても箱代もなかったなんていうようなことで、落胆して、やっぱり百姓はいかんばいというような気持ちにならんような、なかなか施策としては難しいことと思いますけれども、これは我々も議会としてもいろいろ考えて、提案していかなければいけない部分と思いますけれど、そこもご配慮いただければと。こういう問題に関しては、また機会があれば何回もやりたいと思います。よろしくお願いします。 次に移ります。もう、教育委員会は何回も今回は出られておりますので大変とは思いますけれども、スクールバスにつきまして、今回もちょっと循環バスのことが出ておりましたけれども、私は議員になる前に、ぜひスクールバスを導入してほしいという感覚で議員になりました。旧西合志町におきましては、循環バスという形でそれに近いものができ上がりました。そのときの教育長の方針が「子どもはある程度歩かなければいけない」と、体力がなか、体力のないまま、すべて送り迎えすればもちろん安心安全かもしれないけれども、やはり1㎞から1.5㎞ぐらい歩いて、体力はつけていかないと、成長期の大事な時期なんでということがありましたので、ああなるほどという気がしました。 旧合志町におきましては、古くからスクールバスがあると。それでいろんな経緯があってスクールバスがあるとは聞いております。ただ、その経費、前回ですか、300万円だか何かの修理代が上がっておりましたけれども、それに人件費とかいろいろもろもろ考えていると、合志の方でも循環バスをもう少し利用して、スクールバスから循環バスに切り替えてもいいんではないかという気がします。で、やはり同じようにやはり1㎞なり1.5㎞なり歩く、体力をつけるという意味でも、そういう方式を考えてもいいんではないかということでの提案ですけど、いかがでしょうか。 ○議長(吉廣満男君) 園田教育委員会事務局長。 ◎教育委員会事務局長(園田康通君) お答えいたします。 現在、スクールバスにつきましては、合志小学校で運行いたしております。これにつきましては、昭和34年に豊岡、栄、竹迫小学校が統合されまして、その後昭和44年に遠隔地の児童のためといったようなことで配置されたと聞いております。これにつきましては、現在運行は登校時に2便、下校時に3便を実施しております。また、学校行事の送迎もやっているというようなことでございます。 循環バスでの運行というようなことでございますが、循環バスで対応するのか、また、未開拓というようなことも考えられると思いますけれども、今後十分検討はしてみたいというふうには思います。 ○議長(吉廣満男君) 吉永健司議員。 ◆2番(吉永健司君) では、その歩くということに関しては、教育長、いかがでしょうか。 ○議長(吉廣満男君) 末永教育長。 ◎教育長(末永節夫君) お答えしたいと思います。 今、言われましたように、小・中学生が登校する際に徒歩で学校に登下校すると。やはり今おっしゃったように、適当な距離はやはり歩いた方が子どもの健康のためには私もいいというふうに思っております。その距離が例え2kmであるか3kmであるかということは一概には言えないと思いますけれども、歩くということには確かに子どもの成長にとっては必要な部分であろうというふうにも思っておりますし、その歩く中でやはりお互いに先輩・後輩のいろんなことを知ることができるでしょうし、なかなか体験できない部分、見えない部分が徒歩の中でお互いにいいところ悪いところが見えてくるということで、それが昔の登校状況のよさであったかなというふうに考えますけれども。 距離とそれから体づくりとをおいてはやはりそうした今の安全で安心であるかということと、多少以前とは環境が変わってきていることは事実でございますけれども、言われたその歩くということについては私はやはり適当な距離は歩いて登下校するということは、非常に大切なことだろうという感じは今持っております。 以上でございます。 ○議長(吉廣満男君) 吉永健司議員。 ◆2番(吉永健司君) 前教育長も同じことをおっしゃっておりまして、やはり歩くということは、もちろん歩くだけを強調して、じゃ安心安全がということもあります。距離があればあるほどやはり人が少なくなるということですから、そこはよく考えた上でもちろん言っているわけですけれども。距離だけで言えば逆に言うと、未だにやはり4㎞ぐらい、もっと4㎞以上歩いている子もいるわけですよね。そうするとやはり、校区的なものも考えなきゃいけないかなという気もします。やはり、近いところがいいのかもしれないし、いやそればっかりは考えてないと。今回の議会に出ております偏りと、過疎化とまでは言いませんけれども、やはり学校によっては教室が足りない学校があって、同じ市の中にですね。かと思えば教室に空き教室が出てきている学校もあります。 そこら辺も含めて、校区もやはり今後見直していかなくてはいけないような時期にきているのかなという気もしますが、お考えをお聞きします。 ○議長(吉廣満男君) 園田教育委員会事務局長。 ◎教育委員会事務局長(園田康通君) お答えいたします。 現在での校区見直しについては考えていないというのが実情でございます。現在の学校の配置状況を見てみますと、南部地域に5校ございます。旧合志町の区域に2つの小学校区、旧西合志町区域の南部に1つの中学校に2つの小学校、それに北部地域に5校ございます。南部地域の方は学校自体が隣接している状況です。北部の地域においてはバランス的には均等感覚で配置がなされている状況ございます。 そういったことで、現在のところは落ち着いてもいるというような状況で、見直すというようなことは考えておりませんけれども、今後、大型開発等が実施されれば、当然検討はしていかなければならないというふうに考えているところでございます。 以上でございます。 ○議長(吉廣満男君) 吉永健司議員。 ◆2番(吉永健司君) 東小学校、西合志ですね、東小学校にしても相当数な数、また南中学校にしてみれば本当にいっぱいいっぱいという気もしますが、今のところ大丈夫と教育委員会で判断なさっているのであれば、私は問題ないと思いますけれども、東小学校まで歩いて4.何kmという生徒が通うような現状もあります。そこは西合志中央小学校へ行けば2㎞で済むのにというところがありますよね。だから、そういうところも含めて、やはり安心という面で距離が長くなればなるほど離れて、家に近くなったほど少ないわけですから、歩く子どもがですね。そうなったときの安心安全という面も考えれば、常にやはり研究していただければという気がします。 的確なご答弁で全部終わりました、おかげで。私も力みなぎる36歳ということで出馬してから、もう3年数箇月、約4年近くがたちまして、一昨日というか先般40の誕生日を迎えました。40になった途端ギックリ腰をしまして、これが年のあれなのかなという気もします。月日のたつのは早いですけれども、頑張らなければいけないなという気持ちで質問いたしましたけれども、あまりよい質問ではなかったかもしれませんけれども、簡明なるご答弁ありがとうございました。これで終わります。 ○議長(吉廣満男君) これで、吉永健司議員の質問は終了しました。 ここで、昼食等のため暫時休憩をいたします。午後の会議は午後1時から始めます。                   午前11時51分休憩                   午後1時00分再開 ○議長(吉廣満男君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 これから、坂本冨士夫議員の質問を許します。坂本冨士夫議員。 坂本冨士夫議員の一般質問 ◆11番(坂本冨士夫君) 11番、坂本でございます。通告に従いまして質問を行います。その前に、質問の要旨に字句等が間違いがございますので、訂正方お願いします。これの2番の水道事業についてということの、②「水道加入負担金」とありますが、「水道加入金」ということでございますので、負担をひとつとっていただきたいと思います。それから同じ②番の最後、「見直しについての見当がなされているか」という字句がございますが、これが「検討」違いでございまして、字句の訂正をお願いしたいというふうに思います。執行部の皆さん方には大変22名の中で、今日は最終私は20番目の者として、もうお疲れのことと思いますが、私の方も簡潔に質問をしたいと思いますので、簡潔に答弁を願います。 まず、施設案内板、道路標識等のサイン施設の変更についてということをあげております。道路標識は恐らく県の公安委員会あたりになるかと思いますが、中には市で対応しているところもあるということで、この道路標識もひとつ加えさせていただきました。 合併後9カ月を過ぎ、もう10カ月になろうとしております。去る11月18日、19日には合併記念式典も開催されて、市民の方々も合志市民として改めて実感されたのではないかというふうに思います。しかしながら、この合志庁舎に来る途中でも、まだ道路敷等において立ててあります案内板、あるいは看板等について、旧町名のままになっております。 施設案内板については旧町名を変更するよう発注済だとは聞いておりますが、国県道の道路標識は合併後速やかに合志市というふうに立て替えてあります。例えば県道においては、私の近くの菊鹿線でございますが、県道合志市野々島というふうなように、もう早く書き換えてあるわけでございます。 どうしてこんなに対応が遅くなっているのか、伺います。特に、西合志庁舎前に案内板がございます。これは4つぐらいございます。いわゆる、美しいまちづくり条例の制定とか、青少年健全育成、あるいは平和宣言、国保関係、そういう部分については、すべて下の方に西合志町というふうになっております。西合志庁舎の前、本当に職員の方々は毎日見ているわけですね。なぜに不思議に思わないかと、早く替えないかと、誰か提言をしたのかと、そういう矛盾が一つあります。 そうすると、国道387号線の堀川、いわゆる菊南園芸ですね、熊本市との境界、あれはちょっとおもしろくて、こちらから行くと、熊本市の方面に菊池から熊本方面に行くと、西合志町となっています。そして熊本市方面から来ると、上の西はちょっと落ちています。それで合志町となっています。そういうふうなのは早くわかっているはずですね。私にも早くわかっていました。いつか言おうかなと思いましたがいつするかなと思って、今までおったわけですが。そういうことであります。このことはもう職員に、ここにおられる方々、また職員の方々も十分ご存じではないかというふうに思います。 そこで、この合志市内でどのくらいの施設案内板が、案内板、看板、標識等が設置されているのかお尋ねします。 ○議長(吉廣満男君) 渡邉都市建設部長。 ◎都市建設部長(渡邉浩美君) お答えいたします。 ご指摘のとおり、旧2町の名称が使われている案内板が多数ございます。これは準備期間がなかったとはいえ、ご質問のとおり合併いたしましてもう9カ月半が過ぎようとしております。これは所管課である私も十分気にはしていたんですけれども、今現在、都市建設部の都市計画課でやっております事業について状況をご報告したいと思います。 これは旧2町のサイン事業として案内板、また市町村界の歓迎板、それに各施設の誘導板等ございます。これにつきましては、歓迎板、市町村界の歓迎板が8カ所、今、熊本市と西合志町の境界のことを言われましたけれども、そういったたぐいのやつが8カ所ございます。それに誘導板につきましては64カ所、施設等の案内板の設置につきましては11カ所、合計の83カ所ございます。これはあくまでもサイン事業として取り扱った案内板等でございます。 ご質問の最初にありました対応が遅いと。なぜ対応が遅かったかと。西合志庁舎前の案内板についてはどうか、また道路標識等のお尋ねがございましたけれども、これは各町、旧2町の所管課、所管課が独自で立てた案内板等がございます。これは当然、各課でその実態については把握しておりますので、これにつきましては経費のかかる分もあるかとは思いますけれども、そういったたぐいのものにつきましては、時間をいただきまして、早急に対応されるものにつきましては、全庁挙げてまた実態を把握しながら対応していきたいと思っております。 以上です。 ○議長(吉廣満男君) 坂本冨士夫議員。 ◆11番(坂本冨士夫君) サイン事業については、83カ所ということでございますが、現在どの程度書き換えられているのか、一つ挙げれば、美しいごみを捨てないとかそういう部分が新設が1カ所か2カ所見ておりますが、あとはほとんどまだ見ておりません。何箇所ぐらいその部分で替えてあるのか、お願いしたいと思います。 ○議長(吉廣満男君) 渡邉都市建設部長。 ◎都市建設部長(渡邉浩美君) お答えいたします。 サイン事業の83カ所中、年内に施工が終わるものが約6割方、もう年内には終わる予定でございます。残りの4割につきましては、1月末か2月末には終わる予定でおります。以上でございます。 ○議長(吉廣満男君) 坂本冨士夫議員。 ◆11番(坂本冨士夫君) 私は、合併して本当、私たちも含めてですが、行政に携わる人、また市民の方々は合併時に新たな気持ちで新市を迎えられたと思います。それが車等で走る、また歩行するたびに旧町名でいつまでも目にすれば、合志市としての愛着といいますか、その合志市が薄れるのではないかと危惧するものであります。他の市町村からも、合志市に来市されて、本当にまだ合併せずにいるのかという部分も不思議になられる方もあるんではないかというふうに思います。 全体的に、立て替えるということについては、やはり莫大な金がかかりますので、ただ旧西合志町・合志町を下の方だけ名称だけを替えるということであれば、そう金額もかからないと思います。ましてや、すぐできる部分もあるかと思います。スプレー缶等でそれを消して、また合志市とつくるというのは、私たちはすぐにできるのではないかというふうに思います。そういうところが、やはり職員はどうするということを常日ごろ考えるべきじゃないだろうかというふうに思いますが、いかがですかね。 ○議長(吉廣満男君) 渡邉都市建設部長。 ◎都市建設部長(渡邉浩美君) お答えいたします。 当然の話でございます。ちなみに、合併準備期間の2~3年ございました市町村につきましては、新市がもしくは新町がスタートした時点で町名を、ステッカーをはがして、その日から新しい町名、新市名になっているところは十分私も見てまいりました。阿蘇市がそうでございました。もう翌日には阿蘇市という名称に変わっておりました。いかんせん、私どもの合志市につきましては、先ほども申しましたように、準備期間というのがほとんどないような状態でございました。 ですから、すべての新市としての準備体制をするのはいつであるかと申しますと、当然これは合併協議会で、18年度に手直しをやりますというようなことで決まっております。ですから、今まで手をこまねいていたわけではございませんけれども、そういった事情がありまして遅れましたことは誠に申し訳ないと思っておりますけれども、その辺の事情は坂本議員もご了解いただきたいと思っております。 なにせ、案内板、誘導板というのは合志市の顔でございますので、極力、立派な案内板を立てるように頑張っていきたいと思っておりますので、よろしくお願いいたします。以上でございます。 ○議長(吉廣満男君) 坂本冨士夫議員。 ◆11番(坂本冨士夫君) 遺跡等の石碑も幾つかあるわけでございますので、その付近、よろしく対応を願っておきます。 続きまして、水道事業について質問します。水道事業については、水道局長もずっとおられて、一つも答弁する機会がなかったわけですので、この付近なら他の議員の方々の質問とダブらないんじゃないかなというふうに思って、今質問したわけですので、よろしくお願いしたいと思います。 まず、水道事業についてということで、水道事業の経営認可ということでございますが、合志市の水道事業については、平成17年度末の計画給水人口は5万6,750人、区域内の人口は5万2,688人となっていると思います。給水人口では5万1,037人となっておりますが、計画人口から見ますとあと5,713人ですかね、数字からいきますと。考えてみるとあと4~5年の余裕があるように見えますが、旧町で見ますと、旧西合志町では計画給水人口3万600人に対して、給水人口は2万9,278人。すると、計画人口にあと1,322人になっております。全体的には500人程度の計画枠がありますが、合併時に旧町の事業認可を合算して受けられたと聞いておりますが、そして、平成24年度までの創設経営認可といいますか、そういう部分があると聞いておりますが、平成24年までの現の、今の計画で対応できるのかお尋ねします。 ○議長(吉廣満男君) 森水道局長。 ◎水道局長(森主税君) お答えします。 現在、合志市における水道事業は、旧合志町の南部地区と旧西合志地区を合わせた一つの上水道事業で、それに3つの簡易水道事業があります。お尋ねの平成24年度までの経営認可を受けている上水道事業につきましては、現在施設の状況を調査把握中でありまして、目標年度までの対応ができない場合には必要に応じて計画の見直しを検討します。 以上でございます。 ○議長(吉廣満男君) 坂本冨士夫議員。 ◆11番(坂本冨士夫君) 特に私が心配するのは、先ほども申し上げました合算して今度は認可を受けておられますが、旧西合志町においては、先ほど申しました17年度末で1,300人ぐらいのしか余裕はなかったわけですね。そういう中で全体的にはまだあると申し上げましたが、市街化区域、その部分についてはやはり計画人口で配水管等の口径が決まっているのではないかというふうに思うわけであります。また市街化区域においては、まだ人口も本当に増えておりますので、今の、ただ計画給水人口だけで全体の、それでいいのか、ちょっと不安になるわけですが、その付近はいかがに対応しておられるのか伺いたいと思います。 ○議長(吉廣満男君) 森水道局長。 ◎水道局長(森主税君) お答えします。 今、市街化区域のことが特に心配だということでございましたけれども、今現在の認可計画に基づきまして、計画的に配水管の新設や布設替えを今行っているところでございます。合併後の人口の推移等をまた参考にし、必要に応じ計画の見直し等も検討していかなければならないと考えております。 ○議長(吉廣満男君) 坂本冨士夫議員。 ◆11番(坂本冨士夫君) 市街化区域あたりのこの夏場ですね、今年は非常に7月、8月の上旬までは雨が多くて問題はなかったかと思いますが、それ以後は干ばつといいますか、今は雨が多いわけですが、一番大体水を使う時期に不足は生じていないのか。十分な配水、給水がなされているのか。その付近は問題ないのか、伺います。 ○議長(吉廣満男君) 森水道局長。 ◎水道局長(森主税君) お答えします。 今現在、水不足とかそういうことで市民の皆様方にご迷惑をかけているということはございません。 ○議長(吉廣満男君) 坂本冨士夫議員。 ◆11番(坂本冨士夫君) 今、水不足はないということでございます。そういうことでございますならば安心するわけですが、1日もやはり水というのは欠かせない部分がございますので、いつも何ていいますか、気にされて対応していただきたいというふうに思います。 次に、水道料金及び加入金の統一についてお尋ねいたします。使用料及び加入金については当面、現行のまま新市に引き継ぎ、収支状況等を勘案し、3年を目途に統一すると、合併協議でなされ、各議会で、旧町議会でもそれで承認をされているのは私も承知しております。 そういうことでありますが、もうやはり3年というのはすぐに来ます。本当にやはり、これが十分、市民の方々あるいは議会、いろいろもろもろ料金については、話し合いながら進めていかなければならない問題ではないかと思います。そういうことで、少しはこの問題について検討が始まっているのか、また何の対応をなされているのか、そして収支状況はどうなっているのか、今までの留保資金あたりも相当あるんではないかと思いますが、その付近についてはどう対応されているのか伺いたいと思います。 ○議長(吉廣満男君) 森水道局長。 ◎水道局長(森主税君) お答えします。 今、坂本議員さんの方からありましたように、当面は現行のまま新市に引き継いで、3年を目途に統一するというのが今合併協議会で謳われております水道料金等加入金でございますが、今後の水道事業のいろいろな改築なり増設なり建設改良に伴う事業料を把握いたしまして、料金設定をしたいということでございますので、施設の統廃合も含めて検討し、水道事業の基本計画、約10年間ぐらいではございますけれども、その基本計画を策定するために、今年度はその現状把握をしているというようなところでございます。 それから、収支状況につきましては、毎月監査を受けておりまして、今の合併したいろいろ料金は違いますけれども、旧合志町・西合志町、料金は違いますが、それの区域ごとに料金をいただいておりまして、今のところ逼迫して、いうならば明日からでも料金を上げなければというような緊急事態ではございません。 ○議長(吉廣満男君) 坂本冨士夫議員。 ◆11番(坂本冨士夫君) 私も、監査報告書を見て、そういう部分がないことは十分承知しております。しかしながら、旧西合志町のとき、私も監査委員をさせていただいておりましたので、そのときにいろいろ当時の水道課長あたりと話すと、もう施設が老朽化しているので、すぐやはり取り替えなん部分があるから、ちょっと留保資金が多かったわけですね。そういう部分はどうするのかと、水道料が高くなるのかと。もっとそういうのがあるならば、もっと水道料を下げていいんではないかというふうな話をしたことがあります。 そういうことで、施設がもう老朽化して早く対応せなん部分があるので、留保資金を多く持っておかなければならないというような私たち監査委員にそういうような話がありましたものですから、そういう部分をお尋ねもしたわけです。やはり施設の点検等も十分やってからその付近は考えていくということでございますので、本当に真剣にそこを取り扱っていただければと思います。 と申しますのは、弁天山の配水施設あたりは昭和40年にできていると思います。それから、ほとんど増築といいますか増設といいますか、その部分はされておりますけれども、外の外壁とかは崩れたような部分もあり、つつじあたりも覆って、私が指摘しなければ何の対応も打ってなかったという部分がありますものですから、そういう部分、施設を十分巡回して対応をお願いしたいと思います。いかがですか。 ○議長(吉廣満男君) 森水道局長。 ◎水道局長(森主税君) お答えします。 今、議員がご指摘のとおり、老朽化した施設または地中のこの管についてはそれは見えませんけれども、十分維持管理等には気を配りながら注意しながら、今後もその事業量等の把握に努めながら十分な計画を立てて維持管理等もしていきたいと考えております。 ○議長(吉廣満男君) 坂本冨士夫議員。 ◆11番(坂本冨士夫君) はい、よろしくお願いしておきます。水道使用料はともかくとして、加入金も同じく3年を目途に統一するとありますが、この加入金については、3年を待たずに早く統一すべきではないかというふうに私は感ずるわけであります。 と申しますがですね、加入金については他の市・町、あるいは賃貸住宅ですね、その付近を建設なさる方がほとんどだと思います。普通の一般の住宅の方は、一般の方は、新たに水道加入するというのは少ないかと思います。そういうことで統一すべきではないかというふうに感じますが。 それで、水道事業収入の資本的収入ですか、この部分の中で加入金は今年度予算でも2,700万円程度計上されています。また資本的支出の中で建設改良費は営業設備で2億7,300万円という支出が計上されており、相当の赤字といいますか、赤字ではありませんけれどね、留保資金を消費税とかそういう部分を回しているようでありますが、相当の開きがあります。そういうことで13㎜がほとんどと思います。今はマンションとか貸屋あたりは20㎜、30㎜というのを一括して引いて、それから受水層をつくって個別に引いてあると思いますので、ほとんど13㎜ではないかというふうに思いますので、早くその部分見直す必要はないかといえると思いますが、見解はいかがですかね。 ○議長(吉廣満男君) 森水道局長。 ◎水道局長(森主税君) お答えします。 料金は別にして、加入金だけでも3年を目途にということではなくてというような話でございますが、今、水道局の考えといたしましては、加入金も水道料金に合わせて、同様な事業量等の関係がございますので、考えとしましては同時に検討を進めながら設定をしていきたいというようなことで考えております。 それから、加入金の現実的な旧合志町と西合志町の差異を申し上げますと、今、議員ご指摘のように13㎜が大体加入金につきましては口径の13㎜が94%をぐらいを占めております。それから20㎜につきましては、大体そう多くはございませんけれども、20㎜を含めますと97%というようなことで、あと口径の25㎜以上につきましてはわずかでございます。 そういうことで、金額的には旧合志町と西合志町を比較した場合、13㎜の口径につきましては、加入金は西合志町の方が1,600円安いということです。それから、20㎜の口径になりますと、今度は旧西合志町の方が1万7,800円高いというような、逆転しております。口径でいいますと。そういうこともありますし、まだ、先ほど述べましたように、事業量等の関係がございますので、よければ水道料金と加入金は一緒に検討させていただきたいということで考えております。 ○議長(吉廣満男君) 坂本冨士夫議員。 ◆11番(坂本冨士夫君) この件については、合併協議の中で3年を目途にと、両方ともですね、一応そういうことで対応をしておりますので、それでやむを得ない部分もあると思います。私も対応を申し上げましたので、次に移ります。 それから、危機管理についてお尋ねしたいと思います。合志市においては大きな河川もありませんし、台風以外は災害も少なく、大変恵まれている地域ではあると思います。しかし、災害、これは地震等も含めて、今は大地震がありますので、いつ発生するか予測はできません。昨年、合併前ですが、17年に、旧西合志町の議会、経済建設委員会で当時の水道課長も同行して、阪神淡路の大震災、兵庫県の宝塚市の大地震において被害にあわれました水道施設の復旧時における対応、あるいは初期対応ですかね、そういう部分について研修を行って、災害発生時の初動態勢の問題、あるいは情報の収集、応急対策の研修をしたところであります。 そういう中で、また本当に有意義な指針等を記載された冊子もいただきまして研修を行ってきました。それを基に、十分に活用をされてマニュアルを作成するよう指摘をしております。災害への対応、並びに復旧等のマニュアルが作成されているのか、お答え願いたいと思います。 ○議長(吉廣満男君) 森水道局長。 ◎水道局長(森主税君) お答えします。 災害の対応のマニュアルということでございますが、新市におきましては、災害対策マニュアルの作成はいたしておりません。 ○議長(吉廣満男君) 坂本冨士夫議員。 ◆11番(坂本冨士夫君) 新市においてはマニュアルは作成していないということで、今、答弁がありましたが、旧町時においては、旧西合志町・合志町においてマニュアル、そういう部分について、何かありましたか。 ○議長(吉廣満男君) 森水道局長。 ◎水道局長(森主税君) お答えします。 旧西合志町においてはマニュアルがございませんでした。現在は旧合志町において作成されました水道災害対策マニュアルを準用しているところでございます。 ○議長(吉廣満男君) 坂本冨士夫議員。 ◆11番(坂本冨士夫君) 旧合志町のマニュアルを準用しているということでございます。本当にこの水道というのは、ライフラインにとって一番やはり大事なものであります。これは水が1日もなければ本当に生活に、生活ができないようなことで、電気がなくても1日~2日は対応できます。今は下水道もありますので、その付近からしても、この水は重要なライフラインということでございますので、やはり早急に合志市としてマニュアル等をつくって、いつ・いかなる災害が起きてもすぐ対応ができないと思いますが、復旧態勢を整えるということは、やはりマニュアル等がなければ、訓練もしておかなければ私はできないんではないかというふうに思います。準用されているということでございますので、そういう部分は、今後合志市のマニュアルを作るにおいて準用されて、また新しいマニュアルと作っていっていただきたいと思います。 また、緊急時の折他市町、ここら辺でいえば熊本市あるいは菊陽・大津の水道企業団、隣の菊池市等になるかと思いますが、災害時において何か協定等を結ばれているのか、お答え願います。 また、なされていなければ、提携あるいは協定等は必要ではないのかというふうに私は思いますので、その付近をお答え願いたいと思います。 ○議長(吉廣満男君) 森水道局長。 ◎水道局長(森主税君) お答えします。 今、個別に提携というか、緊急時においてはしているかということでございますが、個別にはしておりませんが、熊本県内の市町村におきまして、熊本県市町村災害時総合応援に関する協定という、なるものが締結してございます。 以上でございます。 ○議長(吉廣満男君) 坂本冨士夫議員。 ◆11番(坂本冨士夫君) ということは、近隣熊本市とか、隣の企業団とかそういう分にはもう別に協定とかそういうものは考えていないということですね。熊本県の市町村の災害の協定といいますか、そういう、それだけで対応していくというお考えですかね。 ○議長(吉廣満男君) 森水道局長。 ◎水道局長(森主税君) お答えします。 今、中身についてはご説明申し上げませんでしたが、熊本県の市長会と熊本県の町村会とが地震等の災害時におけるそういうもろもろの災害については、お互いに相互間で応援に関してその協定を締結するということで、そういうことの協定になっております。 ○議長(吉廣満男君) 坂本冨士夫議員。 ◆11番(坂本冨士夫君) 特別に近隣とはしないということですね。
    ○議長(吉廣満男君) 森水道局長。 ◎水道局長(森主税君) お答えします。 説明が悪かったかと思いますが、答弁が。もちろん、熊本県内の県の町村会と市長会で隣の例えば菊陽町、大津町も含めたところの協定でございます。 ○議長(吉廣満男君) 坂本冨士夫議員。 ◆11番(坂本冨士夫君) はい、わかりました。別にこだわる必要はありませんが、そういうことでお聞きしたわけです。 次に移ります。簡易水道についてということです。簡易水道は旧合志町に3カ所あったと思います。日向、竹迫、栄地区ということで簡易水道があるわけですが、上水道に移行できないのか。上水道があるのに、簡易水道というのは一般的におかしいんではないかというふうに思いますが、いかなる理由でこの簡易水道であるのか、伺います。 ○議長(吉廣満男君) 森水道局長。 ◎水道局長(森主税君) お答えします。 簡易水道がどうしてあるのかということでございますが、上水道につきましては、旧西合志町におきましてはすべての地区が上水道1本でございました。旧合志町におきましては、今ご指摘の簡易水道事業ということで3カ所ございます。この要件といたしましては、101人から5,000人までの給水人口が要件になっております。ですから5,000人を超える給水人口になった場合には、上水道の方に移行かなんかしなければ、簡易水道ではありません。それが定義でございます。 移行しない理由といたしましては、今簡易水道事業につきましては、交付税措置があります、国からの。そういう関係で、交付税措置があるために歳入として今一般会計の方に入ってきております。そういうことで、財政関係もありますので、今のところは統一はいたしておりません。 ○議長(吉廣満男君) 坂本冨士夫議員。 ◆11番(坂本冨士夫君) 時間もあと、もう一問ありますので、早く終わります。 交付税措置がなされていると、簡易水道については。どのくらい何か交付税措置がなされていますか、この簡易水道に対して。 ○議長(吉廣満男君) 森水道局長。 ◎水道局長(森主税君) お答えします。 財政課の方で一応調べていただきましたところ、その金額につきましては、年間、歳入予定として約2,900万円の歳入があるということでございます。 ○議長(吉廣満男君) 坂本冨士夫議員。 ◆11番(坂本冨士夫君) 年間2,900万円の交付税が算定されているということでございますが、水道事業は企業会計ですね、本当に企業会計で水道料金あるいは加入金、その他の収入で賄われております。とすれば、この2,900万円は一般財源から市の水道事業会計に繰り入れるべきではないかと私は思いますが、いかがですかね。 ○議長(吉廣満男君) 森水道局長。 ◎水道局長(森主税君) お答えします。 水道局といたしましては、今現在、単独庁舎ではなく市庁舎を間借りして、いうならば水道事業を、企業を行っております。そういうこともいろいろありまして、差し引きではありませんけれども、そういうことも勘案して今まではその一般会計の方に繰り入れてあったものと思います。 今後は、財政課と協議を重ねて検討していきたいと考えております。 ○議長(吉廣満男君) 坂本冨士夫議員。 ◆11番(坂本冨士夫君) わかりました。水道事業というのは、本当に、先ほども申し上げましたが、住民にとってなくてはならない本当に重要な水道でございます。そういうことで、今後も住民の方々の幸福、幸せのために、この水道事業は十分な対応をお願いをして、次の質問に移ります。 次に3番の中央小学校の通学路整備についてということで、この部分については、昨日、木村議員が通学路云々ということで、私の方に少し残していただいております。本当に感謝申し上げます。 もう、昨日もありましたように、期成会の総会が9月1日にありました。そして、学校の西合志中央小学校まで歩いて点検しております。その中に要望事項等も昨日お答えいただいたとおりであります。その中で、ちょっとこのJA、いわゆる野々島公民館から小学校の正門まで、本当にこの道路、県道大津植木線、狭いですね。ご承知のとおりと思います。そして、この通学路、歩道、JAまでは今まで期成会でずっと要望もなされてやってきて、対応もできて、歩道も十分取ってあるようでございますが、JAから小学校までが本当に道路側溝も含めた歩道で、1mあるかないか。それをユトリック、木原野、あるいは今建設中の南原住宅から芝原、もう野々島方面はすべてここが中央小学校への通学道路であります。この総会の後、市の方から要望も県の方に出されております。県道でございますので、市がうんぬんにと言う訳にもまいりませんが、要望はしてあります。そして、今年度の要望でどうであったかというと、要望の後、視線誘導標ですかね、これは何か、期成会時にはなかったと思いますが、その後設置されたのか伺いたいと思います。 ○議長(吉廣満男君) 渡邉都市建設部長。 ◎都市建設部長(渡邉浩美君) お答えいたします。 坂本議員ご指摘のとおり、大津植木線、特に中央小学校付近の歩道につきましては、狭隘でものすごく保護者にとっては安全性の確保というのが難しいような歩道の状況でございます。お尋ねの視線誘導標でございますけれども、これは毎年度旧町のときですけれども、旧西合志の方では、振興局土木部の方へ、単年度ごとに要望調査事項には挙げていたということでございまして、今回の視線誘導標の設置につきましては、保護者の方が直に振興局の土木部の方に申し出をされてできたということを聞いております。いかんせん、私どもの要望はなかなか県は取り入れてくれませんけれども、そういった住民の声は十二分に県の方は取り入れているようでございますので、これからも住民の方の要望に負けないように市の方も県の方には極力要望していきたいと思っております。 以上でございます。 ○議長(吉廣満男君) 坂本冨士夫議員。 ◆11番(坂本冨士夫君) そうですね、やはり、住民の意思と行動というのが欠かせない部分がある。そういう部分で期成会もつくってあるんじゃなかろうかと思います。今までその期成会の中で事務局が旧で申しますと西合志町の建設課ということで、事務局だけで、文書等で要望されていただけじゃないかというふうに、私も思います。 この、正直言ってこの通学路、今までは事故がなかったのが、私は不思議なくらいというふうに思います。すると歩道側にも、今、JAから先は味千ラーメンですか、ラーメン屋さんとあと2軒家があるだけで、あとは農地でございます。何事にも優先して、県の振興局、菊池の振興局に、この歩道の拡幅というか、そういう部分を要望していただきたいと、この前、文書で9月1日以降、1回しておりますが、これは住民のやはりこの期成会の代表といいますか、そういうPTAとか学校長とかそういう部分を同伴をお願いして、振興局にお願いしていただきたいと思います。よろしくお願いしておきます。 それともう1件、今度は中央小学校の正門から見て右側、辻久保の方面ですね、あの県道は、ちょうど正門のところが辻久保から行くと左カーブですかね、そういうようにして、本当に見えにくい出にくい部分であります。カーブミラーには映りますが、やはりいつも学校に行っている方、保護者あたりの車、この前学校の先生あたりには、カーブミラーのあるけんいいと思いますが、右の方がやはり一番、初めて来られた方はなかなか出にくい面があると思います。そこで、プールの横に学校の敷地があります。それを事業として県が対応がすぐにできなければ、あそこだけ下げて、合志市の中央小学校の敷地がございますので、下げておけば大分見通しがよくなりますね。と私は思います。 それとあと1件、個人の方の敷地がありますが、何もブロック塀はあったと思いますが、建物、そういう工作物はないわけです。そこを少しいただければ、10mか15mくらいになるかな、ちょっと距離数的にはわかりませんが、そこを取れば、本当に見通しがよくなるわけですね。安心して私は出られると思います。これも前、中央小学校の現地を視察したときに担当者には申しておきましたが、何か連絡、そういう報告はあっておりますか。お伺いします。 ○議長(吉廣満男君) 渡邉都市建設部長。 ◎都市建設部長(渡邉浩美君) お答えいたします。 中央小学校正門前ですね、これは坂本議員ご指摘のとおり、非常に危険でございます。私も現場に立って、また野々島の交差点の方に歩いてみましたけれども、ものすごく危険だとは思っております。当然、これは管理係の方から私も話は十分聞いておりますし、また、議員おっしゃいますのが市の市有地ということでございますので、その事業については市の方で対処すべきことはあると思いますけれども、まだ現場の方は若干検証いたしまして、またどう対応するかは考えていきたいと思っています。 以上です。 ○議長(吉廣満男君) 坂本冨士夫議員。 ◆11番(坂本冨士夫君) 通学道路で、それと今の部分については、本当に、私は一番本当は危険な場所じゃないかというふうにとらえています。そのことは教育委員会の方もそういう意見は大体あれは同じだと思います。そういうことで、本当に自由にできますならば、その歩道は、県道で早急にはできないと思いますが、この正門の右側の、あるいは歩道までいかなくても土をちょっと1mぐらい下げれば対応できる部分じゃなかろうかと思いますので、もう1回教育委員会の方と建設部の方と協議されまして、できますならば19年度で対応願いたいと、要望いたしまして、私の質問を終わります。 ありがとうございました。 ○議長(吉廣満男君) これで、坂本冨士夫議員の質問は終了しました。 ここで10分程度、暫時休憩をいたします。                   午後1時57分休憩                   午後2時08分再開 ○議長(吉廣満男君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 これから、青木伸一議員の質問を許します。青木伸一議員。 青木伸一議員の一般質問 ◆21番(青木伸一君) 通告、議席とも21番の青木伸一でございます。あと2人ということで、大変お疲れと思いますけれども、よろしくお願いしたいと思います。先に議長に通告しておきました質問事項について、順を追って質問をさせていただきます。 最初に、合志市の農業の現状は、また具体的な政策は、ということで質問をさせていただきます。先月11月28日の熊日新聞に佐賀県唐津市在住の農民作家山下惣一さんの記事が載っておりました。その記事の一部をちょっと読ませていただきます。「誰もが見慣れた日本の風景は、自然にあるわけじゃない。農民が手を入れて維持している。山下さんは農業を農と業に分けて考える。畦道の草刈りや山の枝打ちといった金にならない仕事が農で、出荷作業など直接金になる仕事が業、農業の9割は金にならない。作物ができるまでは楽しいが、売るときに価格の低さに腹が立つ。それでも、子や孫のためにする金にならない仕事を「よか仕事」と呼ぶ。その農が日本の風景や地域を守ってきたと考えている」このような記事でした。まさにそのとおりだと思います。 私も46年間、農業をやってまいりましたが、年齢からくる体力的なものもあり、本年で現役を引退し、楽しみとしての農業に切り替えていこうと考えております。しかし、日本の農業はどうなるのだろうと。そして、我がふるさとはどうなるのだろう。自然は、田んぼは、畑は、山はと、その心配は尽きないものがあります。 また、最近の新聞における農業の記事は、18年度産米、九州は歴史的な凶作とか、好天に恵まれた秋野菜の大暴落で、ダイコン、白菜、キャベツなどが大量廃棄処分。そして、オーストラリアとの経済連携協定で農林水産品の関税が廃止されれば、牛肉や乳製品、米、麦などの安いオーストラリア産が流入し、北海道や九州などの農業県への打撃が懸念されている。などの不安材料ばかり目立っております。 そこでお尋ねします。合併した合志市の農業は、基幹産業です。新市建設計画においても、そのことはちゃんと書いてあります。合志市の農業の現状をどのように認識されているのか、市長の答弁をお願いします。 ○議長(吉廣満男君) 大住市長。 ◎市長(大住清昭君) 佐賀の農民作家の山下惣一さん私もよく好んで本を読むことがあります。まさに、儲けにならないこともやる農業の多面的機能ということであると思います。そんな前置き、感心して聞きました。 合志市の農業の現状ということでありますけれども、農業はよく、自然との闘いとか、あるいは自然に左右されるというようなことが言われます。ただ、現状段階ではいろいろな機械や設備、ビニールハウス等ができまして、そのことがかなり緩和できたかと思います。ただ昨年、合志市の主要作物であります水稲や葉たばこにおきましては、引き続いた春先の長雨による日照不足、そしてまたその後の集中豪雨、さらには台風も来ました。そんなことで、水稲や葉たばこなどにやはり大きな影響をしたところであります。それから花におきましても、産地間競争や消費者の購買意欲の低下などで需要が伸び悩んでいるというようなことを聞いております。 合志市の農産物の生産高が最も高い畜産関係でありますけれども、約60%を占めますけれども、この畜産につきましても、もう青木議員さん、直接かかわっておられるのでよく知っているように、牛乳の生産調整、そんなこともあっておりますし、養鶏の卵価についても低迷をしているというのが現状であります。 さらに、国際的なこともよく言われますWTOの農畜産物の取り扱いというようなことにつきましても、これによって大きな日本の農業の扱い方次第では影響を受けるというのが必至だと思っております。 合志市の農業もそういう、まさにその最中におると、位置づけられているということで、大変厳しい環境の中にあるというような認識をしています。必要性の反面、多面的機能ということで、市民的課題があるということもあわせて感じているところであります。 ○議長(吉廣満男君) 青木伸一議員。 ◆21番(青木伸一君) ただいまの答弁で、市長も合志市の農業の現状を十分認識しておられることが大体わかりました。 ところで、私は6月議会の一般質問で、原油等の高騰の折、ハウス農家などへの単独助成は考えられないのか、との質問をいたしました。旧合志町においては、狂牛病問題の折はいち早く数千万円もの単独助成金を実施し、多くの畜産農家が支援を得たものでした。そういうこともあって質問をしたのですが、そのときの市長の答弁は、「私も大変心配している。今後検討したい」とのことでした。この言葉に期待して、12月の補正予算書を開いて見たのですが、関係する予算はどこにもありませんでした。大変がっかりしました。 そこで、検討されたのか、また検討されたのであればいつごろから、どのくらいの期間、どのような検討をされたのか、ご答弁をお願いします。 ○議長(吉廣満男君) 早田産業振興部長。 ◎産業振興部長(早田豊君) お答えをいたします。 確かに市長の答弁の中に高騰するということであればいろんな調査をしながら検討するとお答えがあったかと思っております。そういうことで、議員が質問されたのは、6月でございましたので、それ以降、石油類、灯油、A重油、ガソリン等の推移を見てきました。 参考までに申し上げときますと、議員が質問された時期、灯油でございますけれども、1L当たり82円、A重油で72円、ガソリンで123円80銭でございました。この後、一番高くなったのが8月でございます。灯油で85円80銭、A重油で72円40銭、ガソリンが131円40銭となっております。その後、値を下げ始めまして、10月、11月と下げてきております。現在、この12月におきましては62円、失礼しました灯油が71円40銭、A重油が62円80銭、ガソリンが120円となってきております。これは、平成16年度と比べますと、かなりの差はあります。しかし、これは全般的に言えることでございますので、質問された当時から今までの推移を見まして、値上がりは収まった。値下がりをしているということで、10月ぐらいにはもう大丈夫かなと判断をしておりますので、農業だけの補助はしないということに決定をしております。 またこういうふうな燃料を使うのは、農業だけではございません。商工業もしかりでございます。そういうことで、総体的に検討した結果でございます。 以上でございます。 ○議長(吉廣満男君) 青木伸一議員。 ◆21番(青木伸一君) 本当に、検討されたのですか。私の質問に答えるために、最近になって検討をされたのではないですか。答弁内容が、油の値段が下がってきたとか、商工業も油を使うから農家だけに補助をするわけにはいかないとか、表面的なことだけで答えを出されているような気がしてなりません。いかがですか。 農家の収入状況などの、どのようになっているのか、合志市の農産物の販売額は、前年度と比較してどうなのか、といったことも検討されたのですか、再度質問いたします。 ○議長(吉廣満男君) 早田産業振興部長。 ◎産業振興部長(早田豊君) お答えをいたします。 合志市も合併しまして、その生産額の推移が少し変わってきております。旧合志町では畜産が大体6割を占めておりました。合併後には少し畜産が落ちまして、5割57%ぐらいだったかと思っております。そういう中で、合志市、旧合志町、西合志町の生産額を足しますと、大体16年度で86億円程度です。17年度で同じく86億円。これは18年度についてはまだ統計が出ておりませんので、その辺は確定ではございませんが、そう差違はないと考えております。 以上でございます。 ○議長(吉廣満男君) 青木伸一議員。 ◆21番(青木伸一君) ちょっと、部長は答弁が間違って、聞き取りが間違っとったとお見受けいたします。私は前年と作物の今年の比較をということでお願いしたんですけど、これは私がちょっと調べていますから、申し上げたいと思いますが、米に至っては作況指数の84ということで、合志市の平均、大体8表ぐらい平均がありますが、今年は2表減というような感じでございます。たばこに至っても大体3割の減、普通200万円とれるのが150万円ぐらいだったということです。それから、乳牛に対しては市長がさっき詳しく申されましたが、価格が下がっている一方で生産調整が行われてあるということです。それから、イチゴについては、現在はもう昨年の20%の価格で推移しているということでございます。花にいたしましては、今年は本当に厳しいものがございます。前年の3分の1ぐらいの価格で、普通150万円ぐらいが40万円から50万円というようなことでございます。スイカについてはそう変わりはないということでございますけれども、非常に10万円ぐらいの値が落ちたんじゃなかろうかということでございます。その上、生産費の高騰もあって、非常に農家は厳しいものがございます。 そういう中でJAでも融資に低金利で貸し付けをやったり、油に対しても補助をやったりして、農家のために頑張っているところでございます。そういうのを踏まえて、そこでいいですか、市長、6月の議会で検討すると答弁されているのを当然部長はこの場において聞いているわけですから、それを検討せよとこの場で部長に命令しているのと同じことだと思います。 それをその場しのぎの検討で終わらせるのではなくて、本当に合志市の農業をどうにかせにゃいかんと思われるなら、真剣に農家と一緒になって考えてくださいよ。私は金を出してくれとばかり言っているのではありません。金がないなら、みんなで知恵を出してもらって、農家から言ってくるのを待っているのではなく、午前中、吉永議員もおっしゃられましたが、行政から農家に施策をどんどん打っていくような素早い攻めの農政が欲しいのです。 市長、どう思われますか。答弁をお願いします。 ○議長(吉廣満男君) 大住市長。 ◎市長(大住清昭君) 6月の議会で10の問題が出ました。この場で当然部長もいましたけれども、大体庁議でもすべて検討するという答弁をしたことについては、それぞれの所管課で十分調査研究をすることということで指示をしております。その結果、早田部長のような答弁結果であります。 なかなか農業の問題が先ほどだしましたように、多面的機能ということで、農家のことは景観とか水の保全とか地域の保存とか、いろいろ市民全体に対する還元と申しますか、多面的な機能がありますけれども、だからといってやはり財政支出をする場合は、やはりそれなりの根拠がなければいけないわけでありまして、そういう意味で、今、早田部長が申しましたような油の高騰の危機が乗り切れたというような背景と、それからやはり当初予算の編成方針でも言いましたように、何と申しますか、すべての人に効果がある部分を優先するというようなこともあるものですから、今期のことで補助を出すような状況ではないというような判断をしたところであります。 災害なり、その他特別な事情があればそれなりにまた検討しなければならなかったと思います。農家の皆さんとの十分な、意思の疎通が十分でなかったということは反省なり、認めます。 ○議長(吉廣満男君) 青木伸一議員。 ◆21番(青木伸一君) 私は、金を出せとばかり言っているのではなくて、知恵を出していただきたいということを申し上げたんです。やはり農家から言ってくるのを待つのではなくて、やはり施策として力の攻めの農業をやっていく、施策をやっていただきたいということをお願いしておきます。 まずは農家の自立が当然ですが、世界の農業の現状を考えれば、やはり国が、そして地方分権の時代ですから、地方自治体が農業を保護・育成していくべきだと考えます。ぜひ総合計画の中でも農業政策をはっきりと打ち出していただき、時代の変化に対応した素早い取り組みをお願いしたいと思いますが、もう一度総合計画の中にはっきりと示していくお考えがあるのか、市長にお答えをお願いします。 ○議長(吉廣満男君) 大住市長。 ◎市長(大住清昭君) 何度も言っておりますように、これから総合計画をつくっていきますが、当然、農業のことにつきましても、十分いろいろな農業の関係者などからも聞きながら、総合計画の中に合志市の農業振興について、入れていきたいというふうに思います。 ○議長(吉廣満男君) 青木伸一議員。 ◆21番(青木伸一君) ありがとうございました。19年度にでき上がる新市総合計画を楽しみに期待しております。が、市長は助役、収入役を活用したいといつも言っておられます。ここで、農政について助役や収入役の考えを伺いたいと思います。 ○議長(吉廣満男君) 加久助役。 ◎助役(加久伸治君) 農政についての考えと言うことでございます。市長が先ほど述べたとおりでございますが、私も地元といいますか、出は一の宮の田舎でございますので、農業の大変さも十分知っているつもりでございます。つい最近もダイコンと白菜とそれからイチゴをもらってきましたけれども。手がかかるのも事実でございます。そういう中で、やはりこの地区は農研センター、それから九州農試といろいろな形での研究センターが揃っております。そういった意味で、午前中吉永議員もおっしゃっておられましたけれども、やはり合志ならではのブランド、そういうものをやはり早急につくっていく必要があるんではないかと思っております。 オーストラリアとの関税の関係で非常に畜産の方も厳しいということでございますので、その辺も含めまして、どのような方策が合志市にとって有効なものなのか、そういいながらも私も、今グリーンコープというところで、牛乳飲んでいますけれども、漏れ聞くところによりますと、こちらの牛乳がそちらの方には回っていると。やはり高いんですね、少し。でもそれを買うというのはなぜかといいますと、やはりそこに安全安心というものがあるからでございます。やはりそのあたりを今後消費者にもアピールしていきながら売っていく必要があるんじゃないかなというふうに思っております。 そういったことで、ブランド化を図るとか、そういったことにつきまして、やはり市としてできることはないかということをまた考えていきたいと思っておりますので、よろしくお願いしたいと思っております。 ○議長(吉廣満男君) 上野収入役。 ◎収入役(上野正勝君) お答えいたしたいと思います。 私も認識については、先ほど市長が述べたとおり認識をしております。ブランドづくりとか知恵を出すことにつきましては、以前から農業の担当をいたしまして、いろいろな検討をやりながら、以前は営農推進協議会もございまして、特産づくりにいろいろ県、あるいは農研センター等を含めた協議をやっておりましたけれども、なかなか農家がついてこないという状況でございました。 その中で、いわゆる中核農家的には県・国からのいろんな補助事業等がございますけれども、いわゆる二種兼業あるいは高齢者にとっては何もございませんので、いわゆる直販、いわゆる地産地消というようなことで、直販部会をつくって、それで現在今菊池のまんまの方に移行しているということで、非常に現在の中核農家よりも手取りは非常に多い兼業農家の方もいるということで、非常にこれは成功しているのかなと思っております。 また、その兼業農家につきましても、竜門ダムを利用したいわゆるハウス一棟運動ということも実際やっていますし、現在も続いております。 そういうことで、いろいろ施策を応援しながら、また農家にも知恵を出してほしいと。それとまた、ただ生産するだけではなくて、やはり二次加工をしながら自分で値段をつけて売るような事業も考えてほしいということを私は言っておりました。 そういうことで現在も考えております。 以上です。 ○議長(吉廣満男君) 青木伸一議員。 ◆21番(青木伸一君) 市長、助役、収入役と農政についてお尋ねしましたが、非常に、農業を見捨てることなく前向きの考えのようでございますので、よろしくお願いしておきます。 続きまして、2問目の質問事項であります要介護認定者の所得税障害者控除についてお尋ねいたします。 合志市は子育て支援日本一まちづくりを大きく掲げております。これはこれで大変結構なことなのですが、高齢者からは高齢者対策も少しは考えてほしい。医療費の負担は増えるし、税金は高くなるしといった声があるのも事実です。 平成17年度の旧合志町議会一般質問において、本件についての質問がありました。合志町としては、具体的な結論が出ないまま合併いたしました。また、合併協議の中でもこれについての協議はなかったと聞いております。ところが、旧西合志町では、数年前から障害者控除対象者認定書の交付を実施しているということで、新市になり、認定書の交付を受けた人もいると聞いております。 そこでお尋ねします。旧西合志町では、いつからこの認定書の交付を行っているのか。当然、要項等が定められていると思いますが、障害者控除の対象となる要介護認定者の区分はどうなっているのか。例えば、障害者控除は要介護1、2の人で特別障害者の控除は、要介護3、4、5の人に決めてやるというのがあれば、説明をお願いいたします。 ○議長(吉廣満男君) 安武健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(安武俊朗君) お答えいたします。 議員ご指摘のように、旧西合志町の方では、平成14年の8月21日付の県の健康福祉部障害保健福祉課長名で各市町村の障害保健福祉担当課長及び老人保健福祉担当課長宛の通知が出されております。これを受けまして、平成15年確定申告からこの認定書の交付を行ってございます。 認定書交付の判定基準につきましては、これまでの介護認定の資料から日常生活の自立度でA1以上、かつ筋力低下があるか否かなどで判断をしてきているところでございます。 以上でございます。 ○議長(吉廣満男君) 青木伸一議員。 ◆21番(青木伸一君) 部長、ちょっと聞き取りにくかったのですが、要項等はないですか。それとA1とおっしゃいましたが、それはどのような、1、2の段階で言うと、どのようになりますか。その辺のご回答をお願いします。 ○議長(吉廣満男君) 安武健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(安武俊朗君) お答えいたします。 旧西合志町の場合は、はっきりした要項とか正式なものということではございませんが、一応基準ということで定めておりまして、障害の認定調査等で日常生活の自立について、障害老人の日常生活の自立度といいますのが、A1以上というようなことで定めておったわけでございますが、それにつきましては、準寝たきりの状態で屋内での生活はおおむね自立しているが、介助なしには外出できないというようなことで、そのランクのA1といいますのが、介助により外出し、日中はほとんどベッドから離れて生活はできるという程度でございます。ですから、介護の認定度イコール障害程度の認定というわけではございませんで、それぞれの調査表から出しまして、該当するかどうかというようなことで判定をしていたというようなことでございます。 ○議長(吉廣満男君) 青木伸一議員。 ◆21番(青木伸一君) わかりました。それでは次に、旧合志町と旧西合志町を合わせた平成17年12月31日、昨年末時点での要介護認定者度の数と本年10月末時点での要介護認定者の数を教えてください。 ○議長(吉廣満男君) 安武健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(安武俊朗君) お答えいたします。 昨年12月末現在で総数が1,445名でございます。内訳といたしまして、要支援が276名、要介護1が473名、要介護2が221名、要介護の3が161名、要介護の4が196名、要介護の5が118名でございます。また本年10月末におきましては、総数で1,492名、47名の増となっております。その内訳としましては、要支援1が156名、要支援2が165名、経過的要介護ということで、まだ1と2に、今年から分かれるようになりましたので、まだどちらにも判定されてない、昨年までは要支援だったという方なんですが、これが74名、それから要介護1が329名、要介護2が244名、要介護3が196名、要介護4が208名、要介護5が120名というふうになっております。 ○議長(吉廣満男君) 青木伸一議員。 ◆21番(青木伸一君) 次に、本年2月16日から3月15日までの所得税確定申告書において、障害者控除を受けるため、福祉課または高齢者支援課で障害者控除対象者認定書の交付を受けた件数について、旧合志町、旧西合志町別にお願いいたします。合併までは福祉課、合併後は高齢者支援課でお願いします。 ○議長(吉廣満男君) 安武健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(安武俊朗君) お答えいたします。 合併前、旧西合志町で出しましたのが4名、合併後が2名、合わせて6名の方に認定書を交付してございます。旧西合志町住民が5名、旧合志町住民の方が1名でございます。 ○議長(吉廣満男君) 青木伸一議員。 ◆21番(青木伸一君) そうしますと、多くの該当者の方は、この申請をされていないということになりますが、年金控除の減額や老齢者控除の廃止など、高齢者に対する負担が非常に増えています。この障害者控除を受けることによって、所得税、住民税、介護保険料なども下がってくると思うのですが、どうしてこのように申請が少ないのか、ちゃんと住民に周知をされたのか、答弁をお願いします。 ○議長(吉廣満男君) 安武健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(安武俊朗君) お答えいたします。 確かに対象者数からしまして、申請が大変少のうございます。旧西合志町のときからも広報ではお知らせいたしておりましたが、その周知方法が徹底していなかったというふうに反省をいたしているところでございます。 ○議長(吉廣満男君) 青木伸一議員。 ◆21番(青木伸一君) それでは、本年度の確定申告時における認定交付者数は、新市になってからは実際税務課に申請に来られた人数を、また障害者の控除については所得税、市民税についてはどのようになっているのか、わかれば松永市民部長、お願いします。 ○議長(吉廣満男君) 松永市民部長。 ◎市民部長(松永宗昭君) 障害者の控除額について、所得税、市民税はどうなっているかというご質問にお答えをいたします。障害者の控除額については、所得税で普通障害者1人につき27万円、特別障害者1人につき40万円、また市民税では普通障害者1人につき26万円、特別障害者1人につき30万円でございます。人数については把握をしておりません。 ○議長(吉廣満男君) 青木伸一議員。 ◆21番(青木伸一君) 素晴らしい制度があって、こんなに控除があるのにかかわらず、周知がなされていないということですね。ちゃんと周知をされていないようですが、これでは知っている人と知らない人の不公平が生じるのではないのですか。広報等、周知するか。または本人に直接周知すべきではないですか。もしくは、他県の市で実施されているように、該当者全員に障害者控除対象者認定書を郵送で交付するとかすべきではないでしょうか。せっかくこのような素晴らしい政策を実施しているのだから、合併してよかったと市民にアピールするチャンスだと思います。お金のかからないサービスですよ、いかがですか。 さかのぼって、17年度の証明を出すということになれば、18年度分の税金、介護保険料にも影響をすると思われますが、今後どのようにされるのか、市長答弁をお願いします。 ○議長(吉廣満男君) 大住市長。 ◎市長(大住清昭君) お答えいたします。 対象者を十分私も把握をしておりませんので、対象者がわからないとその周知の方法も確実なことが言えない状況ですので、現在担当している担当部長の方に具体的なことで答弁させます。 ○議長(吉廣満男君) 安武健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(安武俊朗君) お答えいたします。 このことにつきましては、近隣町村でも大津が西合志と同じでやっていたというようなことで、基準については少し違っていたというふうに聞いています。そういうことで、近隣、菊池郡内の2市2町ですが、菊池圏域で統一したがよかろうというようなことで、次の申告から統一基準を定めまして、PRの方も、広報それからケアマネージャーですとかそういう事業所あたりを通じて徹底するように、行きわたるようにお知らせをしていきたいというふうに考えているところでございます。 以上でございます。 ○議長(吉廣満男君) 青木伸一議員。 ◆21番(青木伸一君) 市長、本当にこれでいいんですか。市長はいつもきめ細かな対応とおっしゃいますが、やはりこういうのは素早く対応すべきだと思いますが、再度、市長の考えを伺いたいと思います。 ○議長(吉廣満男君) 大住市長。 ◎市長(大住清昭君) 今、議員の指摘を、担当の方も十分受け止めたと思いますので、今後はさらにきめ細かく手を打っていくというように思いますので、またそのようなことで喚起したいと思います。 ○議長(吉廣満男君) 青木伸一議員。 ◆21番(青木伸一君) よろしくお願いしたいと思いますが、平成18年度からは菊池圏域において、新たな基準による判定が行われるようですが、どのような基準を検討中なのか、わかっていれば、わかっている範囲で結構ですので、答弁をお願いいたします。 ○議長(吉廣満男君) 安武健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(安武俊朗君) お答えいたします。 現在、4団体です、2市2町の方で話し合っている内容でございますが、障害の区分でございます。障害者控除と特別障害者控除ということで、先ほど松永部長の方からあったかと思いますけれども、それの障害者控除の方が、身体と知的の方に分かれておりまして、身体障害者、これは3から6級に準ずるということで、判定基準といたしましては、障害者、障害高齢者の日常生活の自立度が、寝たきり度がB1からB2と、それから認知症高齢者の日常生活の自立度が3Aから3Bということで、ちょっと表がございますんですが、読んでいますと長くなりますので、そういう程度区分がありまして、その程度区分によってそれに該当するというようなことで、統一して運用していこうというようなことでございます。 ○議長(吉廣満男君) 青木伸一議員。 ◆21番(青木伸一君) まだ最終的なところまでは煮詰まっていないということですね。はい、よかです。 お願いですが、先進的なところが実施しているようなわかりやすい基準で、高齢者のサービスにつながるような取り組みにしていただくようにお願いして、私の質問を終わります。 ○議長(吉廣満男君) これで、青木伸一議員の質問は終了しました。 これから、今村直登議員の質問を許します。今村直登議員。 今村直登議員の一般質問 ◆18番(今村直登君) 今年の最後の質問になりますので、どうぞよろしくお願いします。 まず最初に、質問に入る前に、財政問題が非常に厳しく取り上げられました。その中で、夕張市の問題が、対比してといいますか取り上げられましたので、この夕張市の問題は、(聞きとり不能)よくご存じないと思いますので。ただ、テレビとかマスコミでは、ヤミ起債があったとか不正な財政操作をしたとかそういうことで、非常に厳しく行政が追及されておりますし、それを見抜けなかった議会とか監査とか、こういうものがばかみたいに今言われているわけなんですけれども。全部うそとは言いませんけれども、かなり誇張したり、ねじ曲げて伝えられて、この財政危機の問題に使われているもんですから、少し話しておきたいというふうに思うんですね。 夕張市はご存じのように、炭坑の町で夕張炭坑といえば、子どもたちでも知っているくらいの炭坑の町で生きてきた町ですね。昭和35年ぐらいから日本はアメリカのエネルギー転換政策、アメリカに押されて、石炭から石油に日本は切り替わりました。まだあと70~80年ぐらい掘る石炭があるにもかかわらず、石油に全部切り替わったと。こういうことで、あちこちの炭坑が閉山に追い込まれて、特に最後の砦だった北海道も昭和35年以降どんどん取りつぶされていくわけですね。最後に残ったのが、今度問題になった夕張の三菱南大夕張炭坑という名前の炭坑が最後に、平成3年でしたか、閉鎖されるわけです。 夕張市は、人口昭和35年当時は11万7,000人ぐらいの人口がいたわけですね。しかし、市の広さは763k㎡です。これは旧菊池郡市、そして旧山鹿鹿本郡市ですね、これを合わせたところにこれだけの人口がいたわけですね。これは、私は竜門ダムの議会の関係で夕張市を見にいったことがあります。ほとんど急峻な山間の町で、そこに切り開いて炭坑住宅を建てたりして大きくなった町なんです。かなり私たちのように、この合志市のように平地で下水引っぱるのにも非常に簡単だというような、そういうところではないんですね。 ただ、その社会生活基盤にものすごく金をかけたところです。11万人もいたわけですから、当然、下水とか炭鉱労働者があそこにいっぱいいるわけです。家族もいるわけですから、病院もつくらにゃいかん、こういうことで、五百何十億だったかな。昭和。 ○議長(吉廣満男君) 今村直登議員に申し上げます。質問事項が全然違っておりますので、夕張市のことは通告書に全然載っておりませんので、控えさせていただきます。 ◆18番(今村直登君) 質問ではありませんので、前語りですから。 ○議長(吉廣満男君) 前語りでも、質問事項は発言要旨も含めまして1時間以内と。 ◆18番(今村直登君) その後に関係してきますので。 ○議長(吉廣満男君) 通告事項以外で質問並びに関連質問は許可しませんということを。 ◆18番(今村直登君) 質問じゃないと言っているじゃないですか。 ○議長(吉廣満男君) 簡明にしていただきます。
    ◆18番(今村直登君) はい、わかりました。質問ではありませんので、誰にも聞くわけではありませんので。私の質問時間が減るだけですので、皆さんが喜ぶんではないですか。 ○議長(吉廣満男君) 違います。 ◆18番(今村直登君) 583億円を昭和54年から平成5年までに使っているんですよ。そのうちの借金、地方債が332億円ですか、結局今借金は360億円と言われているわけですね。ヤミ起債とかなんとか言われておりますけれども、このヤミ起債の中でも、その空地産炭地域総合発展基金というところから、これは北海道の副知事が会長をしている道産炭地域振興センターの手続きを経て借りているんです。ヤミではないんです。公的なところから借りているんですよ。 なぜかというと、国策で炭坑を潰しましたから、当然そこは人口が減っていくわけですから、次の策を夕張市は考えにゃいかんわけですね。夕張市は、この炭坑跡地を観光地にしようとしたのです。こういうことはご存じだと思うんですね。それを、北炭からみんな買わされたのです。炭住、炭坑住宅ですね、何千戸と買っているんですよ。こういうもの全部こういう今言った空地産炭地域総合発展基金、こういうところから借りているのですよ。 そして、バブルが弾けた後も、皆さんもご存じのように、国の金をどんどん、地方債という金でどんどん金を出して、やれ、その観光地を開発せろとか、リゾート地を開発せろとか、こういう形で借金をどんどん地方にさせたんです。そして、ちょうど借金払いが今ピークにさしかかってきたときに、三位一体の改革で国からの補助金をぎゅっと締め上げたから、ますます大変になってきたというのが、これはほかの地域も同じような状況ですよ。 その点、私たちの町は、そんなむちゃくちゃなことはお互いやってこなかったという事実があります。確かに、弁天の湯とかは、体育館を建てたとかというのはありますけれども、これは返済の見通しがあってするわけですから、うそを、だまかしてね、やるわけではないんだから。これは、何とかなるけれどもね。 ○議長(吉廣満男君) 今村議員に申し上げます。質問事項が障害者自立支援法とか、いろいろとなっておりますので、その前語りを語るのならわかるですばってん、夕張市は、その前語りではないと私は判断します。控えてください。 ◆18番(今村直登君) はい、わかりました。 どこも同じ条件があるということを、私は申し上げたかったのです。国と、この国は今道州制を進めていますので、道州制を進めるのと、それと同時にこの総務省が自治体破綻法という法律をつくろうとしているんですね。このために、国がちょうどいい頃合いを見て、この夕張市を赤字再建自治体に出してきたんです。だから、そういうことで、へたするとこのままいけば誰もが言いましたけれども、この同じような状況になってくる可能性というのはあるのです。 ただ、私は合志市が破綻するような状況になるときは、日本全国みんな破綻しているですよ。それで、熊本県で1~2番でその町が合併したんですよ。そんなに破綻するほど僕はここに座っている方たちはばかじゃないと思いますよ。一生懸命やっていますよ。話を聞いとってわかりますよ。 だから、そういう私は財政は一定の豊かなまだ見通しのある町、こういうことで、この障害者自立支援法とかこういうのを出しているんです。申し上げている。これは関連しているんですよ。赤字がもう大変な状況の中で、何ができますか。まあだ、十分見通しがあるから、この障害者自立支援法とかそういう市独自の支援制度を私は市長にお願いしているわけです。市長というか皆さんたちにですね。 これは、9月議会では、質問には入っていきますけれども、9月議会ではこの独自の支援はできないかということで質問をしたんですけれども、大分市並のということで答弁がありました。これは、この障害者のご家族の方や、それから運動をなさっている方たちにとって、とっても喜ばしくて、大きな展望を与えたんですよね。 ただ同時に、よかったといいながらも素直に喜べないところがある。それは、二千数百名の障害者の全員がこの対象になるわけではないんですけれども、障害があれども、きちんと自立して働いていらっしゃる方たちもたくさんいますので、全部ではないんですけれども、何しろ、対象者が少ない。 ですから、ある保護者の方が言われましたのは、うれしいんだけど何かアクセル踏んでブレーキを踏んでいるような感じだと。こういうふうに表現されている。 熊本市は市長選後まだ決定はしていませんけれども、市長は熊日新聞にも載りましたけれども、現行の10%定率負担を5%に全員すると言いました。うちは所得制限があって、そこにかかる人だけですから、かなりの差があるんですよ。今、国も、国というか政府も自民党・公明党の話し合いで、この10%を4分の1にしようというのが出てきようとしています。恐らく駆け込みでなるかもしれんし、4月からそういうふうになる可能性もあるんですけれども、まだそれは、可能性としか、全然実際に国会に上程されているわけではありませんので、やはり私は何とかこの熊本市も4月1日からと言っておりますので、本市ももう一回考え直していただいて、この熊本市と同じような条件にしていただけないかと、これが私の質問でございます。 ○議長(吉廣満男君) 安武健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(安武俊朗君) お答えいたします。 今までの経緯につきましては、議員がおっしゃられたとおりでございまして、まだ当市としましても前回の定例会でお答え申し上げたことまではいっておりますが、その後につきましては、今申されましたように、政府の方でもそういう施策を考えておられるというようなことでございますので、その動向を見守りながら検討していきたいというふうに考えているところでございます。 ○議長(吉廣満男君) 今村直登議員。 ◆18番(今村直登君) この間、県がちょっと一歩前進というようなところがありました。あれは施設の利用者の子どもたちだけですね。大人ではなくて。こういうことで、1,100万円ほどの予算を組むという回答が新聞に載っておりましたけれども。県としては、もう情けないですね。これは、議員の中からも笑い声が出たらしいですけど、ちょうど潮谷知事のあそこは天使園だったか何とか園と障害者の施設があるんですが、あそこに該当する分だけを該当にしとっとじゃないかといううわさのあったぐらい、あそこは子どものたくさん預かっていらっしゃるのでですね。 私は、やはりこの子育て支援日本一まちづくりを標榜しているところで、やはりこういうことに、僕は思い切って行政を展開していった方が、これは熊本市が先ほども言いました、熊本市もうちよりうんと進んだ状況になりましたけれども、例えば子どもの乳幼児の医療費の問題については、やっと学校に上がるまでという形になりました。そういう面では、うちの方が進んでいるわけですね。障害者団体の方たちの話では、合志市が先陣を切ったために熊本市も動かざるを得なかったと。県も後ろから背中を押した形になっているということでありました。 そういう意味では、この熊本県に私は前のときも質問で言いましたけれども、福祉を合志市から発信して、福祉をざーっと広げていくという意味では、非常に大きな役割を果たしたのではないかと思います。 しかし今、もう既に追い越されましたので、これは、今の部長の答弁は、県とかそういうところを見守ってというようなあれですけれど、これはぜひ、必ずしていただくことはできませんか、市長、よろしくお願いしますよ。 ○議長(吉廣満男君) 大住市長。 ◎市長(大住清昭君) 前回の答弁の後も、市民からも、国が当然やるべきものを自治体ですれば、さらに国は自治体に押し付けてと手だてをしないようになると、そんな意見も聞いたところであります。そんなことで、いろいろ総合勘案をしますと、県も、県の潮谷知事もそういう意見の持ち主で、やはり県独自でやるべきではないというようなことで、国の方に要望書を提出するというような働きかけをやっておられます。 私もそういう気もしますけれども、市民の皆さんが本当にこうやって何回かのお話し合いの結果、あのようなことを最低でもしようということで出したところでありますので、今後はやはり国・県の動向がまだ定まらないし、熊本市の方も市長の発言とはっきり事務方でそれが予算措置までいっているかというと、その付近はまだ曖昧なところもありますけれども、そういう全般的な状況を見ながらやっていきたいというふうに思います。 ○議長(吉廣満男君) 今村直登議員。 ◆18番(今村直登君) なんか残念な答弁ですね。おっしゃっていることはよくわかるんですよ。私は、この合併が非常に評判が悪いんですよ、はっきり言って。非常に何といいますか、合併したために税金が高くなった。何とかの施設の利用ができなくなった。こういう話ばかりなんですよね。やはり、どこかでそういう住民の皆さんが「ああ、やっぱり合併してよかったんだ」というふうに、そういうつもりで皆さんも発言したと思うんですけれども、どうも1歩進むのに2~3歩下がってから1歩進むというような、そんな状況があるわけです。 これでは、合併のときに財政力を強くして、福祉を増進させるのだという、そういう説明がうそばっかりだったということになるのですね。だから、そこのところは、やはりよその合併はそうであってもうちはそうではないということを、うちみたいな、先ほど言いました財政力のあるところは、その程度の考え方ではこれは、合併が遅々として進まないということになると思いますね。道州制を進めようと思っても。 ですから、私たちはこの何とか住民の皆さんたちが、特に今回は僕は子どもの保育園のことしか言っておりませんけれども、いずれ、高齢者の皆さんたちの問題も大きく取り上げないかんというふうに考えていますけれども、こういうふうに、国の施策が非常に厳しくなってきているわけですね。私たちはやはり昔から、昔からじゃなくて、テレビの宣伝にもありましたけれども、「くさいにおいはもとから絶たなきゃだめだ」と、こういう宣伝がありました。 今、地方の自治体が財政困難になっているというのは、これはもう、自民党の政治、そしてここ5年ぐらい、小泉さんの優勝劣敗、弱肉強食の政治が続いてきたために、お年寄りに先ほどの青木議員の意見の中にもありましたけれども、75歳以上にものすごく負担をかけているわけですね。こういうところも、やはりきちんと見ていかないと、それが先ほどの夕張の話なんですね。国と道が一緒になって、この地方自治体をうっ潰していく、こういう状況が今出てきているんですよ。だから、しっかりみんなで自治体を守っていくという意味では、ある意味では合併はしなかった方がいいかもしれませんけれども。小さいままじゃ抵抗できないんじゃないかなという気持ちも僕はまだ今でも持っています。 だから、やはり何としても、こういうことでみんなが喜んで「ああ、本当に財政力が強くなるとこうなるんかな」ということを示す必要があったと思います。うちは一歩進んだところできておりますので、できれば、4月1日からこのせめて熊本市と同じような状況に私はしていただきたいと、これはお願いして、次の認定子ども園の質問に移りたいと思います。 この認定子ども園は、今、これは今年の6月ですか、法制化されたわけなんですけれども、今のところ、合志町で認定子ども園ができるとか、そういうことにはなっていないわけですけれども。この認定子ども園は、非常に大きな問題を含んでいます。これは全部につながっているんですけれども、とにかく、歳出削減の対象になって、今の公的な保育所から認可保育所、ここ辺のところに金がかかっているやつをうんと削減する、これが民間規制改革、民間開放推進会議の狙いなんですね。 ですからこれは、例えば熊本市で始まろうと、福岡市で始まろうと、これをやり出せばどこかがどんどんやっていけば、これは今の認可保育所とか公立の保育園とか、もう公立の保育園はほとんどこれはできないと思いますけれども。大変な保育の質の低下を招いてくるわけですね。それは後でまた話しますけれども、誰かこれは、吉永さんだったかな、一回質問したことがなかったかな。 それで、この認定子ども園というのはどういうものか、ここに書いて5つ挙げておりますけれども。既存の保育所とか幼稚園が認定子ども園になる基準とは何か。それから、認可外保育所なんかがなれるのかですね。それから入園決定は誰がするのか。利用料とか市町村からの補助というのはあるのかどうか、わかるだけ答えていただきたいと思います。 ○議長(吉廣満男君) 安武健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(安武俊朗君) この認定子ども園でございますが、文部科学省と厚生労働省、それぞれ管轄します中間的な施設ということで、教育委員会の方も関係がございますので、どちらで答えるかということで今ちょっと間をおいたところでございますが、一応保育園の方を担当しております私の方から、取りあえずわかっている範囲内でお答えをさせていただきたいと思いますが。 これにつきましては、県の方で条例で定めて、今、パブリックコメントに出されているところだというふうにお聞きいたしているところでございます。パターンが4パターンほどあるそうでございまして、第1のパターンが幼稚園と保育園、これは両方とも資格を持っているといいますか、そういう形。正式な幼稚園と正式な保育園があるというのが一つ。それからもう一つが幼稚園型といいますか、幼稚園を正式に認可をもらって、それに保育園的な、これは無認可ですが、そちらは認可されてない保育機能を持ったパターンが一つ。それから今度は逆に、保育園の方を正式に取って、それに幼稚園的な機能をくっつけたのが一つ。それから、4番目のパターンとしては、1番目と逆でございまして、両方とも認可を取ってない、無認可の幼稚園と無認可の保育園というような形で、極端にいうとそういう形のパターンで今検討されているというふうに聞いております。 そういうことで、正式に認可を取る分につきましては、それぞれ基準がありますので、大体今の基準に沿ったような形での免責とか教員なり保育士の配置なり、そういうのがされているのが正式なということで、それぞれ正式な認可を受けておりますと、例えば保育園にしますと、保育料の補助につきましては認可保育園並みの補助があるというふうに聞いております。ないところについては、なくてもいいということですので、今まではそれぞれがはっきり幼稚園は幼稚園、教育学校だというふうなことだし、こっちはもう、保育に欠けるものを預かるしか条件がない、というようなことですので、それが、それを足してといいますか、もうちょっと融通を利かせたような形での施設が必要ではないかというようなことで、子育て支援の中ではこういう4つの形といいますか、そういうのが出てきて、今検討されているというふうに理解しているところでございます。 以上でございます。 ○議長(吉廣満男君) 今村直登議員。 ◆18番(今村直登君) 今の話を聞いておりますと、認定されれば自治体から補助金が出るということですか。そういうことですね。 ◎健康福祉部長(安武俊朗君) はい。 ◆18番(今村直登君) はい。それで、率直に聞きますけど、もし、この認定子ども園がどこかにできたとすれば、福祉の部長として、今の認可保育所と同じような質が保てるかどうか、保育のですね。思いますかどうですか。 ○議長(吉廣満男君) 安武健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(安武俊朗君) まだ、私の中でも、こういう文書の情報しか来ておりませんので、なかなかはっきりコメントできないところもございますが、現実的には幼稚園・保育園、それぞれやっておられて、中身は同じじゃないかというような議論といいますか、意見はあっていたと思いますので、この基準を今の県の方で設けられておりますが、そういうのも当然、子育て支援に役立つような施設ということで認定されるだろう思いますので、その辺をはっきり検証してみないとわからないところもありますが、なかなか言えないところもございますが、そういう形で子育て支援に役立つような施設になってほしいというようなことで考えているところでございます。 以上でございます。 ○議長(吉廣満男君) 今村直登議員。 ◆18番(今村直登君) 一般質問の通告は、やがて2週間ばかり前に出しているんですよ。そうすると今みたいに、どこかの資料しかないとかいう答弁は困るんですね。やはりきちんと調べて、今インターネットでも何でもあるし、市役所の職員さんは全部それをやりよるでしょう。これはもっと真剣に答えてもらいたいんですよ。 これも、私は、保育園の関係者の方からファックスが来ました。最近合併してから、非常に保育行政は冷たいと。もう「行政といたしましては」ばっかり言われると。さっき私が評判が悪いというのはこういうことを言っているのですよ。今のような、もう2週間近く前に出している質問ですら、今のような答弁では困るんですね。一番、この子育て支援日本一まちづくりで標榜して、合併して、やっているところで、子育てのところで、この程度のことじゃ困るんですよね。 だから、私のところには、いっぱいここに書いてあるけれど、住民の気持ちが全然わかってないというのには、あなたたちが勉強不足ですよ、これは。市長、どぎゃん思いなさるですか、こぎゃんとは。私は、この認定子ども園が質が落ちると言ったのは、今実は、民間開放に規制緩和してやっている。これが、去年までは一般質問で東さんですか誰かが質問されたけど、125%までは認めていたんです。それが10%になったんです。それを園はみんな困っているわけですね。125%にするためには職員も増やさにゃいかん、子どもたちがいる面積も増やさにゃいかんとか、いろんな努力をして、しているのに、もう今年からだめですよと言われているわけですよ。だから、説明不足ですよ。 これは、今は2万数千人の全国に保育園の待機者がいると言われています。うちは何か二十数人の保留がいるというふうに聞いていますけれども、この保留の方たちがほとんど贅沢言うてやっているわけではないんですよ。例えば、杉並台の子どもが小羊保育園に行きたい。近いからですね。いっぱいだから旧西合志の何とか保育園はあいておりますよと言われても、行かれんわけですよ。これは10%にしたというのは、さっき言った認定子ども園のこのせいですよ。 昨日の答弁で小泉内閣が待機している子どもたちを何とかするために、125%にちょっと枠を認めたというような答弁をしたでしょう。しかし、まだ2万何千人の実際は待機児童、子どもがいるわけですよ。すると今度は、やり出したら、もう10%しか認めませんよということになると、園は大変ですよね。ますます、この認定子ども園がこのあちこちで出だすと、これは非常に基準が甘いですから、運動場もいらん、保育士の数も今、間違ったら訂正していただきたいと思いますけれど、ゼロ歳児3人に1人の保育士ですね、3歳未満は6人に1人、3歳児は20人に1人、4歳以上は30人に1人というように、こういう基準があります。国の基準が。これでもいっぱいいっぱいのところなんですよ。本当は。だから、園は、そのいろいろな補助がありますけれども、その枠外で人を入れているという状況になっているんですよ。 子どもは鶏じゃないけんですね。鶏てちゃ、狭いところにいっぱい押し詰めたならストレスを起こすんですよ。それが、こういうやり方で面積も狭めていく、運動場がない保育園なんてありますか、あた。それからもう、この認定子ども園になって受けたら、給食は4歳以上はなくてもいいとかですね、こういう非常に基準が甘くなって、子どもたちの今言いました、これはもうぎりぎりいっぱいで、これが世界中から見れば、国際的には非常に問題があると言われている人数です。もっと増やしなさいと、保育所の数をですね。そのように言われているのが、ますます子どもが、子ども1人当たりに対する保育士の数が減らされている。 そうすると、認定子ども園では、例えば今言いましたように、ゼロ歳児が普通の認可保育所とか、公立の保育所ではゼロ歳児が3人に1人ですけれども、これが認定子ども園になると5人に1人とかになってしまうんです。そして、結局は、兵庫かどこかでありましたけれども、子どもが窒息死する、一緒に寝せておってですね。こういう状況なんかが起きているんですよ。やはり今、私もここに来て24年になって、子どもたちが3人とも保育園に通いましたけれども、本当にいい状況で、保育の状況でありましたので、子どもたちはすくすくと育ちました、はっきり言ってですね。 でもこれが、認定子ども園ができることによって、今以上に保育士さんにも子どもたちにもストレスがかかるような状況になってくるんですよ。それで、私はこの質が落ちると最初に言ったのはそこなんですね。だから、福祉の部長がよく状況をつかんでおらんと言われたら、これは質問にならんではないですか、こやんとは。もっと、子どもたちのことを考えたら、そんな答弁は出てこないですよ。 私は、今の保育園の問題についてはできませんでした。質問はほかの人たちがしましたから、それを聞いてわかりましたけれども、あんな答弁でも問題があるなと思って聞いていたんですよ。もっと一番、この三つ子の魂百までというところを預かってもらっている保育園には、手厚く保護せないかんと思いますね。そして、保育と子育て支援というのは、似ているけど違うんですよ、意味は。 子育て支援というのは、これはもう、親ですね、大人にいい条件で子どもを預かってもらって、働いてもらえるような条件をつくったり、そのためには本当にこの子どもたちが安心して保育園に預けていけるような、そういうことを行政が指導してやらせることが子育て支援ですよ。保育は、保育園の保育士さんたちにお願いして預かっていただいて、子どもたちがさっき言いましたように、すくすく育つように、一生懸命力尽くしてもらうのが保育ということではないかと私は思っているのです。 だから、そういう意味では、今の状況は、もう少し市長の裁量が僕はいるんではないかと。それは東さんの質問にもありましたけれども、そういうことを考えていかなければ、国の基準どおりにやっていたって、日本一にはなれんですよ、これは。国と喧嘩してでも、独自の支援を打ち出さない限り、日本一なんてほど遠いですよ。それはああた、横並びではありませんか。やはり、日本一と標榜した以上は、もっと血の通った対応をしていただきたいというふうに思います。 市長、どうですか。今、本当はこれを聞きたかったんですけれどね。こういう、いっぱい問題が起きているのは、この間、福祉の常任委員会との懇談会があっていますから、市長にお聞きしたいのは、この子育て支援日本一というのは、例えば子どもを、保育園の関係からいえば、どうやったら日本一になるんでしょうか。市長の考えをお聞きしたいんですよ。 ○議長(吉廣満男君) 大住市長。 ◎市長(大住清昭君) お答えいたします。 保育園の定数、それに対しての待機児童があるということで問題も出ましたけれども、やはり適切な定数でないとそれを120あるいは130と上げていくことは、やはり保育の正常な形が崩れるということでもありますので、一定の条件はかったり守らなければならないというふうに思います。 保育園、幼稚園も子育て支援、先ほどから言っておりますように、総合的多面的にいろいろな形の中の一つでありまして、保育園の充実をやっていくということも子育て支援の要素の一つであります。だから、それがどうすれば日本一かということになれば、それはなかなか数字的とか、具体的なことでは表しにくいわけですけれども、より多くの子育てを支援する人の悩みや問題を少しでも保育の場で解決していくということが必要な子育て支援というふうに思います。 ○議長(吉廣満男君) 今村直登議員。 ◆18番(今村直登君) よくわかりませんでした、はっきり言って。認定子ども園が先ほど言いましたように125%から10%に枠を引き下げたのは、認定子ども園に子どもが流れるような仕組みをつくったのです。そして、先ほど言った兵庫では50人ぐらいの子どもを預かったまま倒産して、大変な事態が起きたことがあるんですね。とにかく、保育の質は下げる。そして、この保育料なんかも園が決めますから、金のないところの子どもはいけないような条件になる。それから、オプションをつけて、例えばピアノを稽古するのでということで、ピアノのレッスン料が何千円とかという上積みになってくるわけですね。そうするとますます金がないといけないという状況になって、もともと最初から金がない人は保育園が入れない。その認定子ども園ですよ。 そういうことで、とにかく、企業は金儲けが目的ですから、規制改革をして民間に儲け口を渡せというのが、この規制改革の推進会議の考え方ですから。子どもの、子育てまで金儲けの対象にしていくというようなやり方というのは、これは間違いですしね、また、もっと今進めているのは、国がこの公的、今は認可保育所とか公立の保育園がありますが、こういうところに金を出さんために、介護保険と同じ保育料の制度をつくろうとしているわけです。国民全体に、これはこうなってくると、子育ては、早い人は10代で子どもを生む人もいますけれども、恐らく20歳になったら子育て保険料を出せというような形になって、そして、バウチャー制度にする可能性もあるんですよね。 こういう形で、国民全体でその保育料をプールして、もう国は出さんと。そのプールしたところに国の出す分は3割とか何割とかというのが、介護保険とかそういうのがありますが、その程度しか金は出さんという。うんといい保育をしてもらうためには、もっとみんなで積み立てて、保育料を出せという形を今考えているんですね。ここの入り口のところに、この認定子ども園があるということで、例え、合志市でこれが認定子ども園を誰もしなかったとしても、保育園の質がぐんと下がってくる可能性があるわけであってですね。 だから、私はもっと、部長にお願いしておきたいのは、こういう制度、法律ができたらどうなるんだという、勉強会をしなければいかんと思うですよ。勉強会をして、やはりこれは議会にお願いして、こがんとができたらこれはもう大変ですよと言うぐらいの情報を流してやってほしいと思うんですよ。そこで、委員会なんかでしっかり審査をして、これは国に意見書を上げないかんとか、そういう形にして、国も政治を改めないと、上からおりてきたとはもうそのまま受け入れるというやり方では、これはもう私たち国民はたまったものではないですよ。あなたたちはこの仕事の、自治体の仕事というのはそこに住んでいる住民の幸せをつくり出す仕事ですから、一生懸命にやってもらわんといかんのですよ。 だから、子育て日本一の、もちろん私も言い方も悪かったかもしれませんけれども、その子育て支援日本一まちづくりを標榜した以上は、もっとどうあるべきか、もっと考えてもらいたいと僕は思います。そこをお願いしておきます。 さて3つ目は、生活保護の問題ですね。実は12月の初めごろ、弁護士さんにちょっとお会いしましたら、毎日のように3~4人、サラ金とかそういうものの破産状況になっている人が、電話とか来られて相談があると。この年末は自殺者とか出るんではないかという話を受けましたので、ちょうど同じように北九州で2年続けて餓死事件が発生したわけですね。ですから、私はこれはこういうことが合志市で起こったらいかんなと思って、やはり人の命最優先でやってもらわにゃいかんということで、そういう人たちを助けることは、もう生活保護しかないのですね。ですから、この問題を取り上げたわけですけれども。マスコミの報道でも、これは北九州の場合ですね、内容の調査に入る前に相談者を追い返すシステムになっていると、こういうふうに報道されています。 つまり、申請を受けたいといって生活保護を申請したいと、受けたいので申請したいというやつを、申請書を渡さずに追い返す。これは全国で相次いでいるんですよ。この間、皆さんもテレビで見られたかと思いますが、ワーキングプア第2弾ですね。82歳だっか80歳だったか、このおじいちゃんが空き缶を拾ってさろいて生活の足しになさっている。涙が出るような光景ですよ。私は、そのことについては後でまた言いますからあれですけれども、この合志市になって、この合志市の生活保護世帯を教えていただきたいのと、そらから、それは合併前とどうなっているかということ。それから、合志市の福祉事務所は申請者の方々に全員にその申請書を渡しているのか。それから、生活保護の経費は自治体の予算の中にどういう扱いなのかということです。 それから、この5番目も非常に大事なことですが、今社会の複雑化とか格差の増大に伴って生活保護の受給者が増えています。さまざまな問題を抱えている人がいるんです。ただサラ金で破産したとかそんな人ばかりではないんですね。こういうのは、やはりメンタルなもののケアも必要ですし、私はやはり福祉の専門教育を受けた職員が必要だというふうに思っています。これはどうなっているのかですね、お聞きします。 ○議長(吉廣満男君) 安武健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(安武俊朗君) お答えいたしたいと思います。 その前にちょっと先ほどの認定、この前のことなんですけれども、国の基準を大幅に下回るというようなことでおっしゃったんですが、県から今出されております基準については、保育所に関しましてはほぼ同じということで基準はつくられているようでございますので、よろしくお願いしたいと思います。 それから、生活保護の世帯数でございます。平成18年11月現在の保護の状況でございますが、保護世帯数は93世帯、保護人員は122名、保護率が人口1,000人当たりということで、2.3・ということで、1,000人当たり2.3人ということでございます。それから18年における合併前との非保護比較につきましてでございます。17年度の保護世帯が75世帯、人員が99名ということでございますので、かなり増えているというような状況でございます。それから、申請に関します受理状況でございます。生活困窮に関します相談の中で、制度の仕組みについて懇切丁寧に合志市の場合は対応しているということでございます。 そういうことで、絶対、申請書を渡さずに追い返すなんていうことはあっておりませんので、ご安心をしていただきたいと思います。 相談件数としましては、73件のうち、受け付けますのは27件と少のうございます。少のうございますが、これは相談に来られる方が生活保護の制度をご存じなくて、貯金があってもとか車を持っておってもとか、いろんなことがあっても受けられるのかということで相談に来られますので、そういうことはもう相談、こちらの方で説明いたしまして、納得して帰っていただいているというようなことで、ご理解をお願いしたいと思います。 それから、生活保護の経費でございますけれど、予算額、18年度当初予算で2億3,994万8,000円でございますが、そのうちの4分の3につきましては国の予算ということでございまして、4分の1が市の一般財源というようなことでございます。 それから、担当しております専門職の職員の資格でございますが、これにつきましては、社会福祉主事でなければならないということで、社会福祉法に定めております過程を終了した、資格を持ったものがあがっているということで、ご理解をお願いしたいと思います。 以上でございます。 ○議長(吉廣満男君) 今村直登議員。 ◆18番(今村直登君) 少し安心しましたですね。全員渡しているということで。ただ、車も例えばクラウンに乗っていて、そんな生活保護を受けに来るなんていうのは、ほとんどないと思うけれども、ちゃんから軽のいっちょくらい持っとったけんといって、それはもう出さない理由にはならんというふうに思いますね。それから貯金も何百万円とか持っていればちょっとまた別ですけれども、生活費に大体充当するようなぐらいだったら、これは生活保護を、言葉で言えばはねつける理由にはならんと思いますので、やはりじっくりそこのところは対応してもらいたいというふうに思います。75人のうちの27件が受給されたということですけれども、恐らく、よそでよせると多いのかどうかはわかりませんが、対応を、北九州も福岡もそうですけれども、あちこちでこの餓死事件とか札幌は確か市役所の前で自殺したですよね。 こういう悲惨な事件が起きてから、そんなことで合併したばかりの市が全国に名前が知れるようなことでは困るわけですよ。だからやはり、そこのところをきちんとやっていただきたいと思います。 昭和50年ぐらいのときのこの生活保護の受給というのは、ほとんどが病気で働けんとか、そういうのが多かったんですよ。しかし、今はほとんどが経済的理由。そのワーキングプアじゃないけれども、働いても働いても楽にならないという、この今の格差社会がこれを急増しとるわけ。このおかげでですね、弱肉強食で。勝ち組・負け組に分けて、勝ち組は悪いことをした、あぎゃんホリエモンとか、ああいうのでわかるように、人をだまかして何百億円と金を儲けて、真面目に一生懸命働いても、生活が楽にならんという、この極端なこの格差社会が今出てきているわけです。 小泉さんも、最初は格差社会はないと言っておったが、後からは開き直って格差社会は結構だと言い出して、それがますます庶民の生活を圧迫している。これは全部さっきの北海道の夕張の話もそうですけれども、もうみんなリンクしているんですよ。ここらが私はちょっと言いたかったんですけれども。 やはり、普通、大体生活保護というのは、大抵の人が我慢して受けようとしないんですよ。なかなか人聞きも悪いとか何とかという、そういうのがあって、しかしそれが、市役所にお願いしますと来られたら、ぜひ丁寧な対応をしてやってほしいと思います。この生活保護の場合は、法律も何も知らん人が来て、その専門家と話し合うわけです。これは弁護士さんがついてきても一緒には話し合いはできんわけですね。ですから、誘導尋問に引っかかったようなことで、諦めて帰る人もいるんですよ。決して、そぎゃんじゃないとあたたちは言うかもしれんけど、ああもうこれでだめだなと思って、自分で諦めてしまう人たちがいるんですよ。 あたたちは制度をいろいろ説明するかもしれんけれども、その制度が、非常に普通の人にはわかりにくいし、そして、ここの生活保護にかかわる金を削減せよというのが財務省の大きな掛け声になっているから、非常にこの生活保護をもらう基準が壁が、ハードルが高くなって、そういうふうな冷たい対応をしなければ、甘い対応をしているとなかなか生活保護の全部受けんごとなるという意識がどこかにあるんですね。皆さんたちの中に。 そうじゃなくて、もう困っている人を助けてやるんだ。そして、その人たちが生活保護をもらいよる間に、例えばその弱った体をきちんと病院に行って治して、そしてどこかで働けるような、そういう自立支援プログラムというのもあるそうですけれども、これは逆に、何月何日までに自分が会社に勤めますというような誓約書を書かせて、それまでに見つからんだった場合は、生活保護をおっとるというような、こういうこともあると聞きましたので、そうじゃなくて、やはり本当に困っている人たちを助ける意味じゃ、何年か前ぐらいに、やくざが暴力団がこれを支給して問題になったことがありましたけど、そんなのはもう論外ですよね、はっきり言うと。そんなのにまた出す方も出す方だけれども、そういう人には意外と出すんだな、これがな。怖いから。あんまり調べもせんうちに出す。見かけだけで。そういうことがないように、きちんと働ける人は働くというようなことで、そこを指導もしてもらいたいし、本当に困っている人にはこれを出していただくようにお願いして、私の質問を終わりたいと思います。 ○議長(吉廣満男君) これで、今村直登議員の質問は終了しました。                ――――――○―――――― ○議長(吉廣満男君) 本日の最後は、休会についてをお諮りいたします。明日20日から21日までの2日間は、議事整理のため休会にしたいと思います。これにご異議ありませんか。                〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(吉廣満男君) 異議なしと認めます。したがって、明日20日から21日までの2日間は休会とすることに決定しました。 次の会議は、12月22日の午前10時から会議を開きます。                ――――――○―――――― ○議長(吉廣満男君) 以上で、本日の予定はすべて終了しました 本日は、これで散会します。 大変ご苦労さまでした。                   午後3時48分散会...